国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(21年9月末)、まあまあの乖離状況

ETF
個人投資家の期待を集めながらも、「市場価格と基準価額の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。「市場価格と基準価額の乖離」とは、かんたんにいえば、ETFの中身に対して中身どおりの価格がついているか、それとも割高 or 割安な価格がついてしまっているかを表しています。いちばん良いのは、乖離率±0%状態です。国際分散投資に活用できる主要な国内ETF(先進国株式クラス、新興国株式クラス、全世界株式クラス)につい...

無分配ファンドが自由!

運用開始以降、一度も分配金を支払ったことのない「未分配ファンド」の投資信託市場でのシェアが4割を超えてきたとのこと。良い傾向だと思います。広がる「分配金は不要」 未分配投信の残高4割超す運用開始以降、一度も分配金を支払ったことのない「未分配ファンド」の投資信託市場でのシェアが4割を超えてきた。毎月分配型を中心に分配金を出すファンドが市場を席巻していた10年前には全体の1割にも満たなかった。つみたてNISA(...

アクティブ運用とパッシブ運用のパフォーマンス比較のデータ…アクティブ運用は今年も散々な結果(2021年版)

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が毎年発表している「SPIVA」というアクティブ運用とパッシブ運用(インデックス)のパフォーマンス比較データがあります。直近2021年6月末の結果を見てみます。SPIVAではリターンがインデックスに負けたアクティブ型投信の比率を国別に見せています。米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、チリ、欧州、南アフリカ、インド、日本、オーストラリアの10カ国です。グラフで1年、3年、5年リター...

銀行口座と証券口座をいくつ持っている?

皆さんは銀行口座をいくつ持っているでしょうか。銀行口座はいくつ持っている? どう使い分ける? | 東証マネ部!インターネットバンキングが一般化し、銀行へ出向かずともPCや...money-bu-jpx.com上記記事を見ると、けっこうたくさんの口座を持っているかたが多いようですね。なかには6口座以上持っているかたも。Q. 銀行口座はいくつ持っていますか?持っていない 0.9%1口座 5.9%2口座 21.3%3口座 31.8%4口座 16.2%5口座 9....

日経に「つみたてNISA」の良記事! ただこの説明は…

日本経済新聞に「つみたてNISA」に関する良記事が掲載されています。つみたてNISAの投信選び リスク知り海外株中心に積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)が始まって約3年半。この間に株式相場は大幅な下落局面をはさみながらも上昇し、制度を利用する人の多くが資産を積み上げた。つみたてNISAは2037年まで毎年口座を開設でき、20年間非課税での運用が可能だ。利用し続ける人や新たに始める人が長期の資産形成に生か...

本日(2021年9月24日)の朝日新聞朝刊と朝日新聞デジタルに掲載されました

本日(2021年9月24日)の朝日新聞朝刊と朝日新聞デジタルに、わたくし水瀬ケンイチのコメントが掲載されました。「高コスト投信」売るに売れない投資家の胸の内:朝日新聞デジタル 投資信託の手数料の差を投資家はどのように感じているか。東京都の会社員で「投信ブロガー」の水瀬ケンイチさん(48)に詳しく聞いた。 ――投資信託の「一物多価」をどう思いますか。 「20年ほど前から投資…www.asahi.comこれは先週に取材をお受け...

どうしたみずほ

大学入学時に、大学の最寄り駅にあった富士銀行(当時)で自分名義の口座を作って以来、もう30年近くみずほ銀行をメインで使っています。就職してからは給与口座にもなっています。[社説]恥ずべきみずほのシステム「公的管理」銀行業の中枢を事実上の「公的管理」下に置く異例の対応をとるからには、再発防止を徹底してほしい。金融庁はATMなどの障害を繰り返すみずほ銀行と持ち株会社のみずほフィナンシャルグループに22日、業...

イメージと違う? 日本の所得格差は縮小している

日本社会について「格差が拡大している」「二極化が進んでいる」という趣旨の話を聞いたことはないでしょうか。しかし、実際には単なる「思い込み」かもしれません。データで見ると世間のイメージに反して所得格差は縮小しているようです。所得格差は世界標準の「ジニ係数」とう指標で測定されます。ジニ係数の値は0から1の間をとり、係数が0に近づくほど所得格差が小さく、1に近づくほど所得格差が拡大していることを示す。一般に...

「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」21年9月分を実行、195ヶ月目の積み立て

「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」の2021年9月分の積み立て投資を、本日9月21日に行ないました。 ブログで記録をはじめてから195ヶ月目の積み立てになります。※「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」とは、積み立て投資の退屈対策のためにやっている投資法に付けたテキトーな名前です。詳しくはこちらを参照。日米の株価が少し下がったので、今月はここで投資してみました。米国株、ダウ続落614ドル安 中国恒...

投資しているだけなのに、生活全般の税金や保険料や医療費負担が上がる?

Mocha(モカ)に「投資の利益で扶養を外れることがあるので注意」という記事が掲載されています。投資の利益で扶養を外れることがあるので注意 口座の選び方が重要 | 資産運用・経済 - Mocha(モカ)今や株や投資信託は、数百円から購入できる時代です。少額投資が浸透し、手軽に始められる投資に関心のある方は多くなってきました。しかし、扶養に入っている人(専業主婦・主夫など)が投資で儲かると、「扶養から外れてしまうの...

「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー16周年感謝プレゼントキャンペーン」の当選通知をお送りしました。ご返答を!

先月に実施していた「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー16周年感謝プレゼントキャンペーン」ご応募いただいた方の中から、抽選の結果、当選された3名様に、当選通知メールをお送りしています。見事当選されたかた、おめでとうございます!お手数をおかけしますが、プレゼント賞品送付のため、当選通知メールで指定させていただいた方法にてご返答をお願いします。なお、3日以内にご返答がない場合はキャンセルとなり別の方が繰上...

虫とり小僧さんトウシルに登場!

ブログ「いつか子供に伝えたいお金の話」を書いている相互リンクブロガーの虫とり小僧さんが、トウシルに掲載されています。虫とり小僧さんに聞く!投資初めて物語~最初はみんな初心者だった~ | トウシル 楽天証券の投資情報メディア▼答えてくれた人虫とり小僧さん▼Profile40代。サラリーマン兼個人投資家。2005年より国際分散インデックス投資を開始したが、1年間のうち投資にかける時間は数時間程度。ほぼほったらかしで、これ...

久々にメディア取材をお受けしました

先日、某メディアの取材をお受けしました。投資信託の手数料についてです。コロナ禍の影響もあって、定番となってきたオンライン取材でした。取材場所への移動や現地での待ち合わせの手間が省けて、たとえどこにいたとしても時間どおりに始められる可能性が非常に高いので、会社員ブロガーとしては、正直、とてもありがたいです。オンライン取材は、取材する側にもされる側にもメリットがある、いわゆるWin-Winの関係ではないでし...

果報は寝て待て

「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー16周年感謝プレゼントキャンペーン」の抽選は、今週末に行う予定です。当選者の発表は、当選通知(兼送付先住所確認)メールをもって代えさせていただきます。果報は寝て待て😪💤...

Kindleストアの9/16(木)までのキャンペーンをお見逃しなく

当ブログで取り上げたKindleストアのキャンペーンが、いずれも9/16(木)までとなっています。「ウォール街のランダム・ウォーカー」「敗者のゲーム」などの名著が(おまけに拙著も)半額とか、70%OFFとか、とてもお得に手に入るまたとないチャンスです。ぜひキャンペーン期限までにチェックをおすすめします。もうすぐ終わってしまうので、急ぐべし!会計エンタテイメント「会計の世界史」や、「ウォール街のランダム・ウォーカー...

ダイヤモンド・オンラインに「米国株投資とグローバル分散投資のどちらが良いのか?」について面白い考え方

ダイヤモンド・オンラインに「米国株投資とグローバル分散投資、どちらが良いのか?」という興味深い記事が掲載されています。米国株投資とグローバル分散投資、どちらが良いのか?「米国株投資とグローバル分散投資、どちらが良いのか?」、実はこの問いかけには投資手法にかかわる本質的な考え方が含まれている。今回はその辺りを考えてみよう。diamond.jp詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、無理やりまとめると、米国...

わたしの新型コロナワクチン副反応体験と役に立ったもの

新型コロナワクチン接種(モデルナ)が2回終わり、副反応もようやくおさまりつつあって、今はホッとしています。新型コロナワクチンについての情報は、当ブログを含め個人のブログやサイトの情報ではなく、厚生労働省や自治体など信頼の置ける機関の公式情報を入手するべきだと思います。以下は、私個人の副反応体験の情報であることにご注意ください。思えば、接種1回目から「人によっては腕が痛いくらいで何も出ない」とも言われ...

インデックスファンドの隠れコストやおかしな運用はもう隠せない

モーニングスターに、「ファンドにかかるコストの真実、運用にかかる費用は「信託報酬」だけではない」という記事が掲載されています。運用コストは「信託報酬」以外にも「売買委託手数料」「有価証券取引税」「その他費用」の3種類のコストがかかります。これらは昔は投資家から「隠れコスト」と呼ばれ警戒されていました。というのも、低コストが売りのインデックスファンドのなかに、信託報酬は低いのに、隠れコストが信託報酬...

幻冬舎「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」(橘玲著)、「いま君に伝えたいお金の話」(村上世彰著)などが最大70%OFF

現在、Kindleストアで「最大50%OFF Kindle本 ビジネス書キャンペーン」が実施されていることは先日のブログ記事で取り上げましたが、その一方で、最大70%OFFの「幻冬舎 電本フェス 本祭」も並行して行われています。こちらは2,000冊以上の対象Kindle本が最大70%OFFです。そのなかから、当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。まずは、「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」(橘玲著)...

華々しい成功ストーリーの裏には必ず「嫌われ仕事」をこなし支える人がいる

投資をしていると株価や債券価格などが無機質な数字の羅列に見えてくることがあります。個別株ではなくインデックス投資をしていると、なおさらそうかもしれません。成長企業の右肩上がりの株価や経営者のヴィジョンは夢と将来のリターンを感じさせます。しかし、企業という組織は「人」の集合体です。全員が表舞台に立てるわけではありません。華々しい成功ストーリーの裏には、地味でおもしろくもない「嫌われ仕事」をこなし支え...

高コストインデックスファンドと低コストインデックスファンドの159ヶ月後の違い

モーニングスターに「株価上昇で株式インデックスファンド積立投資が大成功、運用コスト低減効果にも注目を」という記事が掲載されています。(株価上昇で株式インデックスファンド積立投資が大成功、運用コスト低減効果にも注目を| モーニングスターより引用)いろいろ書いてありますが、要するに、低コストインデックスファンドと高コストインデックスファンドでは、日本株式でも先進国株式でも、低コストインデックスファンドの...

個人マネーを吸収しているのはESG投信ではなく金融機関では?

日本経済新聞によると、ESG投信が個人マネーを吸収しているそうです。それでも膨らむESG投信、設定前年超え 個人マネー吸収ESG(環境・社会・企業統治)関連の投資信託の設定ペースが加速している。2021年は足元で15本と既に過去最高だった昨年と並んだ。運用残高は19年末から6倍に膨らみ、環境意識が高まる個人投資家マネーの受け皿になっている。一方、ESG投信は実際には通常の投信と変わらない「見せかけ」との批判の声も高ま...

またもや、カテゴリベストセラー1位に返り咲き

拙著「お金は寝かせて増やしなさい」のKindle版が、Amazon の一般・投資読み物カテゴリで、またもやベストセラー1位に返り咲きました(2021年9月6日19:54時点)。お買い求めいただいた皆さまには、感謝しかありません🙏投資未経験者、初心者向けのインデックス投資の入門書で、漫画も採り入れてできるだけわかりやすく書きました。また、上げ相場だけでなく、苦しい暴落相場の時に私がどう考えて、どのように乗り切ってきたのか、15...

儲かっている時こそリスクを数字で確認

世界的にコロナ禍が続き、東京オリンピック・パラリンピックが1年延期のうえほぼ無観客のまま開催されたにもかかわらず、年初から先週末までの株式市場はほぼ右肩上がりで上昇しています。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの年初からのチャート(Yahoo!ファイナンスより引用)SNS等を見ていると、今、リターンの話は盛り上がっていますが、対になっているはずのリスクの話はほとんど出てきていないように見えます。私は将来の株...

会計エンタテイメント「会計の世界史」や、「ウォール街のランダム・ウォーカー」「敗者のゲーム」など投資のバイブルが半額!

現在、Kindleストアで「最大50%OFF Kindle本 ビジネス書キャンペーン」が実施されています。3,000冊以上の対象Kindle本が最大50%OFF(半額)です。そのなかから、当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。まずは、「会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語」(田中靖浩著)です。本書をひとことで言うと「会計エンタテイメント」本です。投資家の投資判断のモトになる会計について、普通は借方・貸方・...

ネット証券の投信積立契約件数ランキングで「MSCIコクサイ」連動型の人気が復調。国際分散投資が王道よ

モーニングスターに2021年8月のネット証券の投信積立契約件数ランキングが掲載されています。(「MSCIコクサイ」連動型の人気復調し「積立投信の王道」に戻る=ネット証券の投信積立契約件数ランキング21年8月| モーニングスターより引用)「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が1位ですが、上記記事では、「MSCIコクサイ」連動型の人気が復調し「積立投信の王道」に戻ると分析されています。これがちょっとうれしかったです...

つみたてNISA対象投信すべてがプラス。慢心せずに継続、継続!

少額投資非課税制度(つみたてNISA)の対象投信がすべて含み益になったと日本経済新聞でも報道されています。つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に2018年1月に始まった積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)。そこから3年半の間に何度かの世界的な株安に見舞われ、制度を利用して投資信託を買った人は含み損を抱える局面もあった。それでも元本割れを気にせず、淡々と積み立て投資を続けた人は一定の成果を手にしてい...

国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(21年8月末)、乖離ほぼゼロ水準が続く

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個人投資家の期待を集めながらも、「市場価格と基準価額の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。「市場価格と基準価額の乖離」とは、かんたんにいえば、ETFの中身に対して中身どおりの価格がついているか、それとも割高 or 割安な価格がついてしまっているかを表しています。いちばん良いのは、乖離率±0%状態です。国際分散投資に活用できる主要な国内ETF(先進国株式クラス、新興国株式クラス、全世界株式クラス)につい...