ポートフォリオの守りの要、個人向け国債変動10年の利率がさらにアップ
先月、9月発行の「個人向け国債 変動10年」の利率が年0.39%と9年ぶりの高水準になったという記事を書きましたが、10月発行の利率は、年0.42%とさらに上がっていました。(なぜかほとんど報道されてませんが…)(変動10年「第162回債」 : 財務省より)長らく最低保証利率の年0.05%に張り付いていた年月が嘘のように、毎月どんどん上がっています。金融市場は日銀が年内にマイナス金利を解除するという見方をしているようで、もし...
「個人向け国債 変動10年」の利率が9年ぶりの高水準
9月発行の「個人向け国債 変動10年」の利率が年0.39%と9年ぶりの高水準になりました。個人向け国債利率0.39% 緩和修正で9年ぶり高水準 財務省は2日、9月に発行する個人向け国債の10年変動金利型の利率が0.39%となったと発表した。2014年7月以来、約9年ぶりの高水準。日銀が大規模な金融緩和策を修正したことが影響した。8月発行分の ... 私も毎月積み立てているので利率が上がるのはありがたいし、債券なのに金利が上が...
新説登場!?「購買力平価だと円安は行き過ぎ」論はもはや昔話?
ドル円の円安傾向について「『購買力平価だと円安は行き過ぎ』論はもはや昔話」という興味深い記事が東洋経済オンラインに掲載されています。「購買力平価だと円安は行き過ぎ」論はもはや昔話ドル円相場はやはり徐々に水準を切り上げている。2023年のドル円相場の展望に関する筆者の基本認識については、「『円高はやってこない』FRBが利上げをやめても」など過去のコラムをご参照いただきたいが、やはりFR… 詳しくは上記記事を...
TOPIXが33年ぶりの高値とはめでたい
本日2023年5月16日、TOPIXが2127.18と1990年8月以来約33年ぶりの高値水準で終えたとのこと。TOPIX、33年ぶり高値 日本企業の改革期待広がる - 日本経済新聞16日の東京株式市場で東証株価指数(TOPIX)が3日続伸し、前日比12.33ポイント(0.6%)高の2127.18で終え、1990年8月3日(2174.67)以来およそ33年ぶりの高値水準をつけた。日本企業の資本効率が高まるとの期待による海外投資家らの投資マネー流入が水準を押し上げている。2...
東証が24年11月に取引時間延長。インデックス投資に与える影響は…
東京証券取引所が、株式の売買時間の延長を2024年11月5日から実施すると発表しました。東証、24年11月に取引時間延長 企業の開示変化に期待 - 日本経済新聞東京証券取引所が株式の売買時間の延長を2024年11月5日から実施すると発表した。取引時間の延長は長年の課題で、負担増を懸念する運用会社などとの妥協点として延長幅を30分にとどめた。短時間とはいえ投資家には取引機会が広がる。今後は企業の決算発表の分散が進むかが焦...
米国は毎年どのくらい金融機関が破綻しているものなのか
米国シリコンバレーバンク(SVB)の破綻で蜂の巣をつついたような大騒ぎですが、SVBなど2行の全預金は保護されるとのこと。テック・金融が負の共振 米国、シリコンバレー銀行の全預金保護(写真=ロイター) - 日本経済新聞【ワシントン=高見浩輔、ニューヨーク=斉藤雄太】米金融当局が金融システム不安の未然防止に動いた。12日、シリコンバレーバンク(SVB)など破綻した米銀2行について預金を全額保護すると発表、預金流出の広...
個人向け国債変動10年の利率が2015年以来の高水準
金利上昇にともなって、「個人向け国債 変動10年」の利率も上がってきています。2015年以来の高水準とのこと。個人向け国債利率0.33% 2月発行、15年以来の高水準財務省は6日、2月に発行する個人向けの変動金利型10年国債の利率を0.33%にすると発表した。0.17%だった1月発行分の2倍近くで、2015年8月以来の高水準となる。5日の金融機関に対する10年債の入札結果を反映した。個人投資家には恩恵がある。個人向け「変動10年」は半年...
「ヘッジファンド運用成績、14年ぶり米株指数上回る」って…
日本経済新聞に「ヘッジファンド運用成績、14年ぶり米株指数上回る」という記事が掲載されています。ヘッジファンド運用成績、14年ぶり米株指数上回る(写真=ロイター)【ニューヨーク=竹内弘文】世界の主要ヘッジファンドが2022年の波乱相場を乗り切り、堅調な運用成績を出している。平均的な運用成績は米株式指数を14年ぶりに上回る見通しだ。22年は米連邦準備理事会(FRB)をはじめとした中央銀行の金融引き締めによって株式と...
個人投資家による暗号資産投資、約8割が含み損
2022年は暗号資産価格が急落したからか、12月現在、SNSでもほとんど話題にならなくなりました。国際決済銀行(BIS)が世界95ヵ国における個人投資家の暗号資産取引アプリの利用状況を調査した結果が出ています。それによると、暗号資産ユーザーの約8割が含み損を抱えており、多くは2021年に利用を開始した投資家の可能性大とのこと。(個人投資家による暗号資産投資の概況 ~価格下落により約8割で含み損が発生か~|日本総研より...
eMAXIS Slimシリーズを運用する三菱UFJ国際投信の投信残高が野村アセットを抜いて1位に
超低コストインデックスファンド「eMAXIS Slim」シリーズなどを運用する三菱UFJ国際投信の預かり資産残高が、10月末に野村アセットマネジメントを抜いて1位となったとのこと。三菱UFJ国際、投信残高首位に 野村アセット抜く個人が投資する公募株式投資信託で勢力図の変化が起きている。三菱UFJ国際投信の預かり資産残高は10月末に野村アセットマネジメントを抜いて1位となった。海外株で運用する低コストのインデックス投信が、若...
円安、円高どちらに転ぶかわからないので、どう転んでもあわてないようにする
最初に申し上げておきますが、私は「今後は円高になる」と考えているわけではありません。ただ、円安、円高どちらに転ぶかわからないので、どう転んでもあわてないようにしたいと考えています。その上でお読みください。円相場が32年ぶりの円安だとかまびすしいです。コラム:ドル/円の天井決める米利上げのゴール、155円も視野に=佐々木融氏ドル/円相場はついに148円台まで上昇し、1990年8月以来32年ぶりの水準まで...
日経電子版のスタグフレーションへの備えとは
日経電子版にスタグフレーションへの備えについて書かれた記事が掲載されていました。不景気とインフレの同時進行に備えることなどできるのでしょうか。スタグフレーションに備えよ 株・債券安に負けない運用「物価安定の回復に失敗すれば、後々にはるかに大きな痛みを伴う」。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は21日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で強調した。今回のFOMCでは3会合連続となる0.75%の大幅利上...
24年ぶりの円安急進でソニー銀行の外貨預金が大幅増。今からでも外貨預金をした方がよいのか
24年ぶりの円安急進と金利上昇で、ソニー銀行の外貨預金の残高が大幅増加しているそうです。今からでも外貨預金をした方がよいのでしょうか。円安・金利上昇で外貨預金の残高が大幅増…これから投資するのはアリ? | 資産運用・経済 - Mocha(モカ)外国為替市場で円安が急速に進むなか、注目を集めているのが外貨に投資する外貨預金。実際、銀行では外貨定期預金の残高が急増しているそうです。でも、果たしてこのようなマーケット...
ドル円、24年ぶりの円安水準。私はどうするか?
ドル円が144円を突破して円安方向に急進しているようです。24年ぶりの安値水準とのこと。24年ぶり円安、「継続なら必要な対応」鈴木財務相鈴木俊一財務相は7日午後、円相場が対ドルで24年ぶりの安値を更新したことを受け、「足元の動きは円安方向に一方的に振れている。継続すれば必要な対応をとる」と述べた。「必要な対応」が具体的に何を指すのかについては明言を避けた。「円安のマイナス面をしっかり注目していきたいwww.nikk...
GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の決算ランキングが悪化
米国IT大手のGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の世界決算ランキングが悪化して、サウジアラビアのサウジアラムコが1位、英国シェルが3位、ブラジルペトロブラスが8位など米国以外の石油会社が順位を伸ばしているとのこと。世界決算ランキング、サウジアラムコ純利益首位 GAFAは損益悪化(写真=ロイター)世界で稼ぐ企業の顔ぶれが様変わりしている。2022年4~6月期の純利益首位はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラ...
米国では個人投資家が弱気相場でついに降参!?
米国では個人投資家が弱気相場でついに降参し、株式の大規模売却を進めているとの報道です。個人投資家がついに降参、弱気相場に屈し大規模売却-JPモルガン株式への強気な見方を最後まで続けていた個人投資家がついに弱気相場に屈し、約2年ぶりの速いペースで株式を手放している。www.bloomberg.co.jp詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、無理やりまとめると、米国の個人投資家はコロナ・ショック以降、ほぼ常に押し...
現在1ドル134円ですが理論値は110円!? それどころか…
先日、1ドル134円で20年ぶりの円安水準になっているという報道がありましたが、購買力平価で見た場合、現在の理論値は1ドル110円とのデータがありましたので記録しておきます。円、理論値より大幅安 経済状況でみれば「110円前後」外国為替市場で円の下落が止まらない。先週は対ドルで3%下落し1ドル=134円台半ばと20年ぶりの安値を更新した。物価や経済状況からみた理論値は1ドル=110円前後と試算され、実勢レートは理論値に比べ...
「為替ヘッジコスト」が大幅上昇中。今後さらに上昇へ?
為替ヘッジありの投信ではドル円などの為替レート変動の影響をほぼなくせますが、「為替ヘッジコスト」がかかります。コストといっても、運用会社が徴収する手数料のたぐいではないです。基本的には対象となる通貨と円の短期金利の差等を反映したリターンへの影響であり、対象となる通貨の短期金利が円の短期金利を上回ると為替ヘッジコストは大きくなります。(逆に、対象となる通貨の短期金利の方が低くなれば、為替ヘッジコスト...
ダウ平均は一転して下落基調にというグラフがぜんぜん下落基調に見えない件
日経電子版に「NYダウ、90年ぶり8週連続下落 景気冷え込みを警戒」という記事が掲載されています。最近の米国株式市場の下落を受けて、その要因などを連銀総裁やエコノミストなどの専門家のコメントを交えて考察しています。資源高や賃金の上昇、供給制約など複合的な要因で生じている高インフレが早期に落ち着く兆しがみえないことなど、悲観的な分析が並べられています。市場の短期的な値動きに応じて何をかしなければならない...
円安でたまたま儲かる国際分散投資
1ドル128円台となり、20年ぶりの円安だと大騒ぎです。ドルが128円台に上昇、2002年5月17日以来=東京外為市場19日の東京外為市場で、ドルが128円台に上昇した。2002年5月17日以来約20年ぶりのドル高/円安水準。日本当局からの円安けん制発言が相次いでいるものの、日米金利差拡大が意識されドル買い/円売りが一段と加速している。jp.reuters.comただ、国際分散投資する長期投資家にとっては、外貨高となり資産評価...