国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(21年10月末)、ほぼ乖離なしですばらしい
個人投資家の期待を集めながらも、「市場価格と基準価額の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。「市場価格と基準価額の乖離」とは、かんたんにいえば、ETFの中身に対して中身どおりの価格がついているか、それとも割高 or 割安な価格がついてしまっているかを表しています。いちばん良いのは、乖離率±0%状態です。国際分散投資に活用できる主要な国内ETF(先進国株式クラス、新興国株式クラス、全世界株式クラス)につい...
「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」21年10月分を実行、196ヶ月目の積み立て
「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」の2021年10月分の積み立て投資を、本日10月30日に行ないました。 ブログで記録をはじめてから196ヶ月目の積み立てになります。※「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」とは、積み立て投資の退屈対策のためにやっている投資法に付けたテキトーな名前です。詳しくはこちらを参照。先積み立てファンドは以下の1本、それから国債です。シンプルな国際分散投資です。・eMAXIS Slim ...
三菱UFJ国際投信、ブロガー・ミーティング(2021年11月18日)参加者募集中
2021年11月18日に、三菱UFJ国際投信が「ブロガー・ミーティング」をオンライン開催するようで、参加者を募集しています。三菱UFJ国際投信 公式WEBサイトブロガー・ミーティング(2021年11月18日)参加者募集中【開催概要】日時:2021/11/18(木)19:00~20:00 場所:オンライン配信(PC、スマートフォン等で参加可能。当日の意見、質問はチャットでも受け付ける予定) 費用:無料 対象者:本プログラムに興味あるすべての方(先...
最も信託報酬が高いファンドの実力やいかに
2021年9月末現在で全ファンドの中で、最も信託報酬が高いファンドは、信託報酬年3.3%超の「ノムラ・グローバルトレンド(バスケット通貨選択型)」とのこと。実力やいかに。(投信の信託報酬は安いほど良いのですか? 最高の信託報酬年3.3%超から考える運用コストとの付き合い方| モーニングスターより引用)全然ダメじゃん。同ファンドが設定された2011年4月からのパフォーマンスは、全世界株式(MSCIオール・カントリー・...
不動産投資情報サイトに寄せられた「株式と不動産どちらに投資すべき?」という難問への回答が意外!
楽待という不動産投資情報サイトに、「資金1000万のサラリーマン、株式と不動産どちらに投資すべき?」という記事が掲載されています。サイト内に不動産投資専門Q&Aサービス「楽待相談室」というのがあり、そこに寄せられた質問に専門家や先輩大家さんが回答しています。不動産投資情報サイトなので、てっきり「そんなの絶対不動産に決まってる!!」という回答であふれかえるのかと思ったら、そうではありませんでした。資金1000...
お金を稼いでも幸せになれない?
マネーポストに「年収1億円の満足度は年収1000万円に劣る?お金を稼いでも幸せになれない理由」という記事が掲載されています。そこにあったグラフがおもしろい。(年収1億円の満足度は年収1000万円に劣る?お金を稼いでも幸せになれない理由 | マネーポストWEBより引用)世帯年収が100万円未満から100万~300万円未満、300万~500万円未満と増えていくにしたがって、満足度が上がっていきます。ところが、世帯年収2000万~3000万...
速報!「マンガ お金は寝かせて増やしなさい」制作中!
おかげさまで拙著「お金は寝かせて増やしなさい」は13万部を超えてご好評をいただいておりますが、なんと、現在、漫画版の制作が進んでおります。モト本の「お金は寝かせて増やしなさい」は文字中心でしたが、漫画版ではよりわかりやすくインデックス投資のことを知っていただけるように、出版社と漫画家さんと鋭意制作中です。漫画版を作りたい、作りたいとずっとお願いし続けて、ようやく願いがかないそうなところまできました。...
GPIFの分散投資の投稿「卵をひとつのかごに盛るな」についた「かごを分けても同じ船に乗せれば一緒に沈むよ」というコメントに対する考察
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の分散投資の説明。有名な「卵をひとつのかごに盛るな」ですね。【投資のイロハ】「卵をひとつのかごに盛るな」は性質や値動きの異なる複数の資産に分散して運用することにより、安定的な運用成果を目指すという投資の格言です。 #GPIF が運用する #年金積立金 は190兆円を超える規模であるため、市場に与える影響に配慮し #国際分散投資 を実践しています。 pic.twitter.com/krncnm81wy&m...
みずほFGがインデックスファンドの「一物多価」を解消へ?
日本経済新聞によると「みずほフィナンシャルグループ(FG)は、グループ内で扱う同じ指数に連動するインデックス型投資信託の手数料を統一する。最低水準の0.50%にそろえる」とのこと。みずほ、同種の投信は手数料統一 「一物多価」を転換みずほフィナンシャルグループ(FG)は、グループ内で扱う同じ指数に連動するインデックス型投資信託の手数料を統一する。最低水準の0.50%にそろえる。投信業界では実質的に同じような運用を...
「つみたてNISA」が順調ですが、意外と短期に売却した人も多かった!?
2018年に開始された「つみたてNISA」(少額投資非課税制度)が口座数、買付額とも順調に増加中ですが、既に売却してしまった人もけっこういるようです。つみたてNISAの実態は?~これから多くの人の資産形成の助けになることを期待~2018年1月から始まった つみたてNISA(少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度)。直近、公表された2021年6月末時点での口座数(棒グラフ)は417万口座と400万口座を...
今年もNISA口座のロールオーバー手続き(2017年分)が案内されましたが…
NISA口座(つみたてNISAではなく一般NISAの方)の2017年投資分について、もうすぐ非課税期間の5年が経つため、ロールオーバーの案内が来ました。2017年分のNISA口座では、海外ETF「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)等を120万円購入して、幸いにも分配金を含め約75万円の利益があり、現在、時価約195万円になっています。もしここで売却すれば、単純計算で75万円の利益に対して本来かかる15万円(75万円×20%=...
最大70%OFF!「投資の大原則」(バートン・マルキール、チャールズ・エリス共著)、「おカネの教室」(高井浩章著)、ついでに拙著など
現在、Kindleストアで「最大70%OFF Kindle本ストア 9周年キャンペーン」を実施しています。20,000冊以上の対象Kindle本が最大70%OFFです。そのなかから、当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。まずは、「投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント」(バートン・マルキール、チャールズ・エリス共著)です。「ウォール街のランダム・ウォーカー」のバートン・マルキール氏と「敗者のゲーム」のチャールズ・エリ...
投資家=金持ち=税金をふんだくってやれ、という政治家たちの古くて凝り固まった罪深い考え
投資家=金持ち=税金をふんだくってやれ。このような政治家の意見は古臭く、昔の常識に凝り固まっており、庶民のつつましい資産形成の現状を知らない罪深い意見だと思います。金融所得課税が見逃した胎動 投資家=金持ちの短絡岸田文雄首相は就任7日目、肝煎りと思われた金融所得課税の強化をあっさり「当面考えない」と軌道修正した。自民党総裁選では格差是正につなげる分配政策の財源と位置づけ、就任会見でも「選択肢の一つ」...
【まとめ記事】低コストインデックスファンド徹底比較(21年9月末)高評価インデックスファンド集
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事で取り上げた資産クラス(日本株式、先進国株式、新興国株式、全世界株式、日本債券)ごとのインデックスファンド比較の図表(2021年9月末時点)を、すべて1本の記事にまとめました。各資産クラスの高評価なインデックスファンドが一覧できますよ。※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』を...
【日本債券】低コストインデックスファンド徹底比較(21年9月末) すべての比較項目でeMAXIS Slimが高評価
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、日本債券クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年9月末で比較しました。※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。日本債券クラスのベンチマークである NOMURA-BPI は、「インカム収入を考慮した経過利子込時価総額加重型インデックス」(出典:野村...
【全世界株式】低コストインデックスファンド徹底比較(21年9月末) 雪だるまとeMAXIS Slimが高評価
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、全世界株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年9月末で比較しました。※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。全世界株式クラスの比較対象インデックスは、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」と、「MSCI オール・カントリー・ワ...
【新興国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(21年9月末) 今回もベストファンド該当なし
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年9月末で比較しました。※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。新興国株式クラスの比較対象インデックスは、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」もしくは「FTSE エマージング・インデ...
【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(21年9月末) eMAXIS Slimが高評価
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年9月末で比較しました。※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。それではどうぞ。先進国株式クラスの比較対象インデックスは、「MSCI コクサイ・インデックス」。アメリカ、イギリス、ドイツ、フラ...
【日本株式】低コストインデックスファンド徹底比較(21年9月末)、トップ4本が横並びなので評価軸追加でトップ2本へ絞り込み
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、日本株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年9月末で比較しました。※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。それではどうぞ。日本株式クラスの比較対象インデックスは、「TOPIX」です。比較の結果、信託報酬最安値で並ぶ4本ものインデックスファ...
Bogleheads®日本チャプター設立。日本の個人投資家の役に立つコミュニティを!
投信ブロガーの水瀬ケンイチ、虫とり小僧、セロンと、バンガード・インベストメンツ・ジャパン旧クルー(社員)の金野真弓、伊藤るみの計5名が、2021年10月2日にBogleheads®の米国外11番目のチャプター(支部)としてBogleheads®日本チャプターを設立したことをお知らせいたします。Bogleheads®とは、バンガード創業者で投資啓蒙家のジョン・ボーグル氏に敬意を込めた造語で、ボーグル氏の投資哲学の賛同者が集うコミュニティのことを...
「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」(アンドリュー・O・スミス著)、資産運用勉強シリーズ(全4巻)などが最大50%OFF
今日は10月4日で「投資(トウシ)の日」なのだそうです。投資は本で学ぶのが体系的に理解できて、効率がよいと思います。現在、Kindleストアで「【最大50%OFF 】Kindle本秋の読書キャンペーン」が実施されています。20,000冊以上の対象Kindle本が最大50%OFFです。そのなかから、当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。まずは、「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 FINANCIAL LITERACY FOR MILLENNIALS」(ア...
「ほったらかし投資術 三訂版(仮)」水瀬パート脱稿
執筆中だった「ほったらかし投資術 三訂版(仮)」の水瀬執筆パートについて締め切りの1日前に脱稿。共著なのでこれから諸々の調整はあろうかと思いますが、とりあえずホッとしましたひとり脱稿祝いじゃい!! pic.twitter.com/h05Ftblk8i— 水瀬ケンイチ(みなせけんいち) (@minasek) October 3, 2021 平日は本業の仕事に専念し、本の執筆はほぼすべての土日祝祭日を費やしてやってきました。私のパートは大量に書き直しまし...
「ほったらかし投資」について山崎元氏と代田秀雄氏の対談
トウシルに経済評論家山崎元氏と三菱UFJ国際投信代田秀雄氏の対談記事が掲載されています。タイトルに【PR】と付いているのでPR記事ですね。【PR】資産運用の最適解とは?『ほったらかし投資』について考える | トウシル 楽天証券の投資情報メディア【スペシャル対談】 三菱UFJ国際投信・代田秀雄 × 楽天証券経済研究所・山崎元 三菱UFJ国際投信 常務取締役の代田秀雄氏が、楽天証券経済研究所の山崎元と空前の資産運用ブ...
「リスク抑制投信」の失敗事例から学べること
「リスク抑制投信」の失敗を記録しておきます。「リスク抑制投信」を点検 成績に差、安値で償還も「リスク抑制型」と呼ばれるバランス型投資信託が、安定的な運用を求める投資家層に根強い人気だ。ただ過去の成績はまちまちで、安値圏のまま繰り上げ償還になる投信も複数出ている。リスク抑制型が目指すのは、相場の下落局面では株などリスク資産の比率を下げて基準価格の下落を抑制する運用。底入れと判断すれば再びリスク資産の...