バンガードETF、豪州市場に上場。うらやましい!
水瀬ケンイチ
バンガードのETFが豪州市場に上場するとのことです。
【ヘッジファンドクルーク 2009/03/19より引用】
バンガードETF、豪州市場に上場
バーンガード・インベストメンツ・オーストラリアは19日、同社が運用するETFを上場すると発表した。
バンガード・オーストラリアのイアン・アルコック氏は「豪州市場におけるETFの上場は、インデックス投資に実績のある同社にとって当然の展開だ」と述べた。個人投資家は、バンガードのインデックス投信に加えてETFも投資対象として選択できるようになる。
バンガードによると、足元の著しく不安定な投資環境と景気後退局面では、ETFやインデックス投信は、流動性、分散性、柔軟性の特徴から、より多くの投資家から支持されるようになるとのこと。
【引用おわり】
これは…うらやましい!!
いいなあ、豪州市場。
日本市場への海外ETFの重複上場が難しい理由として、日本と欧米の時差のため、NAVと取引価格の乖離率がリアルタイムで確認できないという点をあげるかたがいます。
たしかに、もっともらしい感じはします。
では、日本とほとんど時差のない豪州市場にバンガードETFが上場できたのは何故でしょう?
同じように、日本とほとんど時差のない香港市場に多くの海外ETFが欧米と重複上場できているのは何故でしょう?
【ヘッジファンドクルーク 2009/03/19より引用】
バンガードETF、豪州市場に上場
バーンガード・インベストメンツ・オーストラリアは19日、同社が運用するETFを上場すると発表した。
バンガード・オーストラリアのイアン・アルコック氏は「豪州市場におけるETFの上場は、インデックス投資に実績のある同社にとって当然の展開だ」と述べた。個人投資家は、バンガードのインデックス投信に加えてETFも投資対象として選択できるようになる。
バンガードによると、足元の著しく不安定な投資環境と景気後退局面では、ETFやインデックス投信は、流動性、分散性、柔軟性の特徴から、より多くの投資家から支持されるようになるとのこと。
【引用おわり】
これは…うらやましい!!
いいなあ、豪州市場。
日本市場への海外ETFの重複上場が難しい理由として、日本と欧米の時差のため、NAVと取引価格の乖離率がリアルタイムで確認できないという点をあげるかたがいます。
たしかに、もっともらしい感じはします。
では、日本とほとんど時差のない豪州市場にバンガードETFが上場できたのは何故でしょう?
同じように、日本とほとんど時差のない香港市場に多くの海外ETFが欧米と重複上場できているのは何故でしょう?
豪州や香港はできるのに、日本はできない。その理由は他にありそうです。
おそらく、個人投資家の資産運用のコアになるようなメジャーな海外ETFが日本に重複上場をされると困る人たちが日本にはいて、そいつらが踏ん張っているというのが僕の予想です。
メジャーな海外ETFが上場されない日本の現状を嘆きたくなる気持ちも痛いほど分かりますし、僕もよく嘆いています。
でも、それだけではなく、僕たち利用者側もよく勉強して声をあげていくことがとても大切だと思います。
今後もいち利用者として、証券取引所・運用会社・証券会社といった市場関係者に、粘り強く海外ETFの重複上場の要望をあげ続けていきたいと思います。
なお、日本は市場規模が小さいから難しいと思っているかたがいるかもしれませんが、世界の証券取引所の取引高ランキングは、1位ニューヨーク証券取引所、2位東京証券取引所、3位ロンドン証券取引所、4位フランクフルト証券取で(情報がちょっと古いですが出典はWikipedia)、豪州は格下であることを付け加えさせていただきます。
おそらく、個人投資家の資産運用のコアになるようなメジャーな海外ETFが日本に重複上場をされると困る人たちが日本にはいて、そいつらが踏ん張っているというのが僕の予想です。
メジャーな海外ETFが上場されない日本の現状を嘆きたくなる気持ちも痛いほど分かりますし、僕もよく嘆いています。
でも、それだけではなく、僕たち利用者側もよく勉強して声をあげていくことがとても大切だと思います。
今後もいち利用者として、証券取引所・運用会社・証券会社といった市場関係者に、粘り強く海外ETFの重複上場の要望をあげ続けていきたいと思います。
なお、日本は市場規模が小さいから難しいと思っているかたがいるかもしれませんが、世界の証券取引所の取引高ランキングは、1位ニューヨーク証券取引所、2位東京証券取引所、3位ロンドン証券取引所、4位フランクフルト証券取で(情報がちょっと古いですが出典はWikipedia)、豪州は格下であることを付け加えさせていただきます。
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