日本の投資信託市場は中国に次ぎ世界三位の評価

水瀬ケンイチ

日本の投資信託市場が投資家の利益につながっているかどうかの評価は、世界3位とのこと。

【日経新聞 2009/05/27朝刊より引用】
投信市場「投資家利益」 民間調査で日本は3位
 日本の投資信託市場は中国に次ぎ世界三位の評価――。米国の金融商品評価会社モーニングスターが世界の投信市場について、投資家の利益につながっているかどうかを調べた結果、日本は米国、中国に次ぐ評価となった。投資家保護、手数料など六項目について、採点したところ、日本は商品の多様性などが評価された。ただ、税制や情報開示は評価が低かった。
【引用おわり】

(詳細はプレスリリース参照)

意外に評価が高いなというのが第一印象です。
英国やオーストラリアなど16カ国を対象に、3位というのは健闘ではないでしょうか。
欧州勢よりも上なの?やるじゃんという感じです。

ただ、日本の改善すべき課題として、目論見書が分厚く読みにくいことや、長期投資を促すような税制優遇策がとられていない点があげられていました。
ごもっとも。
この辺が改善されると、さらなる投資家利益につながるということですね。
長期投資を促す税制優遇策、ぜひ導入してほしいです。

ちなみに、1位の米国は納得としても、2位の中国が異彩を放っています。
中国は何が評価されたのかというと、税負担が少ないことが評価されたようです。
香港がタックス・ヘイブンだということはよく知られていますが、それ以外の地域での税率は何%なんでしょうね?


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Posted by水瀬ケンイチ