ポートフォリオの債券クラスに外国債券クラスを組み込むべきかどうか

水瀬ケンイチ

先日、投資仲間とtwitterで話していて、ポートフォリオの債券クラスに外国債券クラスを組み込むべきかどうかが話題になりました。

いろいろな意見交換がありましたが、無理やりまとめると、概ね外国債券クラスには否定的な意見が多かったように思います。
感覚的には、世界金融危機と同時に起きた円高進行で、為替リスクの大きさを痛いほど再認識したという感じ。
理論的には、山崎元氏の外債ほぼ不要論が影響を与えているようです。

一方で、山崎氏の外国債券と日本債券の期待リターンを同じと設定することには理論に寄り過ぎていて抵抗があるとか、そもそも債券クラス自体が不要で株式100%だ!という漢(おとこ)の意見もありました。

その時の議論には出ませんでしたが、現在、米国国債ゼロクーポン債の途中売却には、一年間の譲渡所得の合計に対して50万円の特別控除があるなど税制上の優遇があり、判断をややこしくしています。

個人的な考えとしては、
債券クラス自体は、30代後半の自分にとってはある程度必要だと思っています。これは今までどおり。
ポートフォリオにおける債券クラスの比率はそのままに、そのなかの国内債券:外国債券の比率をどうするかですが、以前は0%だった日本債券クラスを徐々に増やして、外国債券クラスと逆転させようと目論んでいます。(現在はこんな感じ
為替リスクを少しずつ抑えていこうという魂胆です。

日本債券クラスの商品としては、現在は超低金利状態ですので、変動金利になるMMFにしています。
金利が上昇してきたら、国債購入も検討します。

これには、ネット銀行の短期定期のほうが利率がいいとか、中期国債ファンドのほうが利回りがいい場合があるとか、個人向け国債変動10なら変動金利だしいいじゃんというご意見も頂戴しています。
前向きに検討します。と言いながらMMFのままかもしれませんが(^^;

アセットアロケーションに正解はないと言われますが、外国債券は特に悩ましいアセットクラスだと思います。
皆さんは、どうお考えになりますか?


<ご参考>
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Posted by水瀬ケンイチ