日本の証券投資にかかわる自由について(ニッセイ基礎研究所より)
水瀬ケンイチ
ニッセイ基礎研究所に、面白いレポートが掲載されていました。
ニッセイ基礎研究所 ニッセイ基礎研REPORT 2010年3月号
日本の証券投資にかかわる自由について
詳しくはレポートを読んでいただきたいのですが、要するに、日本の投資環境は他と比べて自由か?というテーマで書かれています。
勝手な解釈でざっくりまとめてしまうと、以下のとおり。
ニッセイ基礎研究所 ニッセイ基礎研REPORT 2010年3月号
日本の証券投資にかかわる自由について
詳しくはレポートを読んでいただきたいのですが、要するに、日本の投資環境は他と比べて自由か?というテーマで書かれています。
勝手な解釈でざっくりまとめてしまうと、以下のとおり。
第一に、日米のETF事情を比較しています。
銘柄数や商品の多様性の相違を通して、投資商品の選択の自由度が低いと指摘。
第二に、パターナリズム(家父長的温情主義とでもいうべきもの)を検証しています。
特に、日本の確定拠出型年金における従業員への投資教育の限界を指摘。従業員の商品選択に、制度設計者がデフォルト設定を与える解決策もあるが問題も多いとのこと。
第三に、日本においてリスク資産の保有比率が低い点に関して検証しています。
リスク資産の保有比率が低いのはかつて言われた「リスク回避的な国民性」などではなく、日本の企業の年功序列や教育費負担や住宅ローン負担が総合的に関係してそうなっているのだと指摘。
全体的に見て、日本の投資環境はあんまり自由じゃないなぁというのがレポートを読んだ感想です。
個人的には、環境のせいにしてばかりいても仕方がないので、勉強しながら投資環境の改善を要望しつつ、ライフステージにあわせ1000円積立等の活用も視野に入れて、できる範囲で投資を継続したいと思いました。
銘柄数や商品の多様性の相違を通して、投資商品の選択の自由度が低いと指摘。
第二に、パターナリズム(家父長的温情主義とでもいうべきもの)を検証しています。
特に、日本の確定拠出型年金における従業員への投資教育の限界を指摘。従業員の商品選択に、制度設計者がデフォルト設定を与える解決策もあるが問題も多いとのこと。
第三に、日本においてリスク資産の保有比率が低い点に関して検証しています。
リスク資産の保有比率が低いのはかつて言われた「リスク回避的な国民性」などではなく、日本の企業の年功序列や教育費負担や住宅ローン負担が総合的に関係してそうなっているのだと指摘。
全体的に見て、日本の投資環境はあんまり自由じゃないなぁというのがレポートを読んだ感想です。
個人的には、環境のせいにしてばかりいても仕方がないので、勉強しながら投資環境の改善を要望しつつ、ライフステージにあわせ1000円積立等の活用も視野に入れて、できる範囲で投資を継続したいと思いました。
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