日本、国際競争力順位上昇

水瀬ケンイチ

日本の国際競争力が8位から6位に上がったとのこと。

【日経新聞2010年9月9日夕刊2面より引用】
国際競争力 日本6位に上昇 製造業へ高評価
世界経済フォーラムが9日に発表した「2010年版世界競争力報告」で、日本の総合順位は前年より2つ上がって6位となった。日本は「政府債務残高」の項目で事実上、最下位になるなど公的部門に対しては厳しい評価となったが、製造業の生産工程など民間部門が高く評価された。ギリシャに端を発する金融危機の影響で欧州勢が順位を落としたことも日本浮上の一因となった。
【引用おわり】

民間部門では、「製造物の付加価値」「流通支配力」「生産工程の先進性」「顧客重視」で1位を取るなど健闘。
ここのところ明るい話題が少ない日本ですが、国際的な比較では、まだまだ捨てたものではないのかもしれません。
(公的部門が足を引っ張っているようですが…)

記事では、米国が2位から4位に後退したことにもふれています。
米国は2008年まで4年連続でトップだったそうですが、金融市場の低迷や景気刺激のための巨額の財政赤字拡大で、順位を落としているそうです。
世界経済の回復のためには、米国にも頑張ってもらいたいところです。

他には、スイスが1位、スウェーデンが4位から2位へ上昇、ドイツが7位から5位へ上昇する一方、デンマークやフィンランドが順位を落とすなど、欧州では明暗が分かれています。

個人投資家としては、やはり分散投資が欠かせないなと思わせる記事でした。

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Posted by水瀬ケンイチ