上場企業中間配当18%増、個人消費の喚起につながるか

水瀬ケンイチ

上場企業の配当が増えているようです。

【日経新聞2010年9月11日朝刊1面より引用】
上場企業中間配当18%増 東芝や三菱電機は復配
上場企業の配当が回復してきた。2010年4~9月期の配当(中間配当)総額は前年同期比18%増の2兆円強になりそうだ。東芝や三菱電機が配当を復活するなど、製造業を中心に増配や復配をする企業が相次ぐ。自社株買いを実施する企業も増えており、財務改善で手元資金に余裕の出てきた企業が株主配分に力を入れている。低迷する株価のてこ入れや個人消費の喚起にもつながりそうだ。
【引用おわり】

業績改善で株主配分を強化とのことで、個人消費の喚起にもつながりそうとの指摘。
一方、景気の先行きが不透明で設備投資に慎重になっている面もあるとの指摘がありました。
そんなことをTwitterで話していたら、こんな会話になりました。

「企業は設備投資しても需給ギャップが広がるだけしょうしね」
「出した配当で消費してくれという感じでしょうか」
「民間発の経済対策(給付金支給)という訳ですか。市場やるなw ただ、直近の株価下落で、消費マインドは冷え込むと予想されるので難しいところですね^^;」
「再投資しちゃってゴメンナサイ」
「私もw」

資産形成層は配当を再投資に回してしまうことが多いと思うので、個人消費の喚起には、個人株主の大半を占めると思われる高齢者の方々に、配当をぱーっと使っていただくのがよろしいかと思います。(勝手な要望ですが)
もらった配当で、お子さんやお孫さんを連れて美味しいものでもいかがですか?

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Posted by水瀬ケンイチ