ETFの運用の分類を解説してくれているコラム

水瀬ケンイチ

かなりマニアックですが、ETFの運用の分類を解説してくれているコラムがありましたのでご紹介します。

日興アセットマネジメント コラム もっと知りたいETF!
No.8 2010年9月21日 投資対象の広がりとともに改良されるETFの仕組み

詳しくは、上記コラムをご覧いただきたいのですが、ざっくり言って以下のとおりです。

1.現物株式設定・償還(交換)方式: 日興AMのほとんどのETF
2.現金設定・保有有価証券払出(交換)方式: 日興AMでは上場パンダ(1322)
3.現金設定・償還方式: 日興AMでは上場外債(1677)、MSCIコクサイ株(1680)、上場MSCIエマージング株(1681)

日本で初めてETFができた当時、国内株式だけだった投資対象が、制度の拡大によって、コモディティや海外株式など他のアセットクラスに広がってきたというお話です。

今まで、ETFに関連する金融制度の規制緩和のニュースを単発で見ることは時々ありましたが、実際のETFの仕組みについて、ここまできちんと分類して解説してくれた情報は見たことがありません。
僕もETFの仕組みについてはよくわからないことも多いので、非常に貴重な情報だと思いますし、たいへん勉強になりました。

ただ、個人的に気になったのは、2番の「現金設定・保有有価証券払出(交換)方式」はETFではなく「ETN」では?ということです。
ここまで詳しく解説してくれれば違いの説明も簡単なのに、何故に頑なにETFと言い張るのかがよくわかりません。
ETNには、ETFにはないカウンターパーティリスクがあるので、米国のように明確に区別した方が個人投資家のためになると思いました。

とはいえ、貴重なETF運用情報です。
今後新たなETFが出てきた際に、どの仕組みを使っているのか考えるために、しっかりブックマークしておこうっと。
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Posted by水瀬ケンイチ