東京証券取引所意見交換会に参加

水瀬ケンイチ

昨日、東京証券取引所の意見交換会に参加してきました。

ここ1~2年、ブロガーが証券会社や運用会社と意見交換をする機会が増えてきましたが、証券取引所からお声がかかって驚きました。
主催者が東京証券取引所、説明者は日興アセットマネジメント、そして有識者として今回集まったメンバーは以下のとおりでした。

■専門家
カン・チュンド氏(晋陽FPオフィス)
木村佳子氏(経済評論家)
竹川美奈子氏(ファイナンシャル・ジャーナリスト)
新田ヒカル氏(ベーシック・インカム研究所)

■メディア
・田村正之氏(日本経済新聞社)
・本間健司氏(日経マネー)

■ブロガー
イーノ・ジュンイチ氏(ファンドの海)
乙川乙彦氏(乙川乙彦の投資日記)
yb氏(Passiveな投資とActiveな未来)
・水瀬ケンイチ(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)

はじめに東証のかたのご挨拶があり、国内ETFの活性化などについて個人投資家や専門家と意見交換をという趣旨でした。
続いて、日興アセットマネジメントの今井氏から新規上場商品の説明があったのですが、その説明の途中から質問が飛び出し、そのまま活発な意見交換になだれ込んだ感じです。
様々な話が出ましたが、覚えている範囲では、

・ETFの認知度が低い理由(つまらない、ドラマがない?など)
・ETFを個人投資家が選ぶ理由(知っているもの、入門用、コストなど)
・認知度向上の労力(誰が負担するのか?取引所?証券会社?FP?ブロガー?霞ヶ関?)
・証券会社の動機付け(現場のノルマ、役員の意識など)
・機関投資家の売買促進(市場外での相対取引、海外の状況など)
・ETFの運用上の問題点(少ない出来高、市場価格と基準価額の乖離など)
・ETF関連のサービス向上(積み立て、DRIP、iNAVなど)
・海外ETFとの勝負(円で取引可能、特定口座対応を活かすなど)

等々について、意見交換がなされました。
個人の投資教育をという地道な話から、証券会社に対する実弾支援やETFの擬人化(!)まで、幅広い意見が出ていました。
個人的には、市場価格と基準価額の乖離を縮小してほしいという要望と、やっと主要なアセットクラスに商品が出揃ったところでまだまだこれからだと鼓舞してきたつもりです。

ポテンシャルは高い国内ETFですから、良い方向に向かってくれたらいいなぁと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ