東日本大震災を受けた当ブログのスタンス

水瀬ケンイチ

あらためて、東日本大震災により被災された皆さま、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申しあげます。

東日本大震災を受けた当ブログのスタンスを書きたいと思います。
地震発生当初、報道で被災地の信じられないような惨状を見るにつけ聞くにつけ、当分の間ブログ更新を見合わせようか思い悩みました。
しかし、結論としては、今までどおり続けることにしました。

かつてない規模の震災に見舞われた方が数多くいらっしゃる中、被災していない地域の人たちも自粛(行いや態度を慎むこと)するべきだ。そういうご意見は当然あると思いますし、私自身、今でも頭の中の半分はそう思っております。

一方で、こんな時だからこそ、被災地以外の人たちは普段どおりに生活する(働いて消費・投資する)ことで、停滞しているお金が回りだし経済が活性化し、被災地復興の原動力になる、というご意見もあります。

前者の意見、後者の意見ともに、理に適っていると思います。
どちらを選ぶかは、最終的には各自の判断に委ねられそうです。

私は、感情面では前者に近いですが、被災地の早期復興をするためには後者が必要だと考えます。
だから、心に引っかかりを抱えつつ、普段どおりに生活することにしました。
そして、普段の生活の中で、本業の仕事を頑張る、節電する、投資する、ブログを書くなど、自分ができることをアクティブにやろうと決めました。
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2011/03/12 各自できることをやろう

ところで、投資の観点では、日本の株式市場が震災後、2日続けて暴落(この言葉は軽々しく使うものではないと思っていますが今回は残念ながら該当)しました。
総悲観で売り一辺倒の中、投資家の買い(資金投入)は流動性を作りだし、金融市場の安定に寄与するものと思われます。

日銀は3月14日159億円、15日159億円のETF買い入れを行なっています。彼らはお金儲けのためにETFを買い入れているのでしょうか。否、市場安定化のためです。
もちろん、個人から見ると投資は資産形成(お金儲け)の手段ではあるのですが、同時に経済発展への寄与という両面を持ち合わせています。

以上のことから、不謹慎とお叱りを受けることを含みつつ、今後も普段どおりに投資ブログで情報発信を続けようと考えています。

P.S
今回の東日本大震災はもう終わったわけではありません。これからさらに大きな地震と津波が東京を襲うかもしれません。
その際は、被災地以外の人たちには普段どおりに、もっと言ったら、普段以上にアクティブに生活していただき、東京の被災者を助けてください。よろしくお願いします。
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Posted by水瀬ケンイチ