I-OWAマンスリー・セミナーに参加

水瀬ケンイチ

4月17日(日)に開催された、岡本和久氏のI-OWAマンスリーセミナーに参加してきました。

I-Oウェルス・アドバイザーズの岡本氏のセミナーは、『「和風」資産運用入門』でした。
主に、今年1月に出版された「賢い芸人が焼き肉屋を始める理由」(書評記事はこちら)に沿った内容でした。
印象に残ったポイントは以下のとおり。

・和風DNAを形成した主な要因は、国土(島国・辺境・予期せぬ災害)、気候(四季の巡り・季節性ショック)、生活・歴史(農耕民族・士農工商)
・エドノミストたち、井原西鶴(日本永代蔵・妙薬「長者丸」)・石田梅岩(石門心理学・ありべかかり)・二宮尊徳(自他両全・勤倹譲)
・資産運用の究極の目標=購買力の維持
・種をまき育てる文化=一発勝負を狙わず、時間をかけて資産形成する
・「和」を尊ぶ=市場と争わない・時間と争わない・人と争わない
・「おかげさま」の心=生活を支えてくれる世界中全ての企業に感謝をこめて投資
・「知足」を知っている=高いリターンを狙わず、そこそこのパフォーマンスで満足する
・「もったいない」の精神=無駄なコストはできる限り排除する

要するに、インデックス投資のすすめなのですが、日本人の気質や文化の面から説明しようという試みが面白く、またとても納得感がありました。
自分がいろいろな投資法を試す中で、結局インデックス投資に落ち着いた理由が分かったような気がしました。
同じように、この投資法がフィットする日本人は実は多いような気がします。

第二部として、ゲストの竹川美奈子氏のセミナー『かしこい投信の選び方』がありました。
主に、実際の投資信託の目論見書と運用報告書を見ながらチェックポイントをワークシートに書き込んでいくという内容でした。
印象に残ったポイントというか、キモは以下のとおり。

・「P-CCAPの法則」
 Policy (運用ポリシー)
 Cost (手数料)
 going-Concern (継続性)
 Asset (資産額)
 Performance (パフォーマンス)

この5点を押さえておけば、その投資信託のことが理解できそうです。
自分が持っている投資信託のことがよく分かっていないかたは、目論見書と運用報告書を上記ポイントでチェックするとよいと思います。

セミナーの後は懇親会があり、I-OWAマンスリー・セミナーのメンバーさんたちと交流できました。
富山や静岡から毎月来ているというかたがいらっしゃって驚きました。
それだけ惹きつけるものが岡本氏にはあるのでしょうね。
勉強になりました。
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Posted by水瀬ケンイチ