低リスク型ETF、ちょっといいかも
水瀬ケンイチ
米国では、低リスク型ETFの設定が相次いでいるそうです。
【モーニングスター 株式ニュース2011/10/26より引用】
<EMeye>新興国投資の定番ETFに「低リスク型」登場、ディフェンシブの比率高め波乱相場に備え
欧州債務問題の深刻化で各国株式の先行き不透明感が強まるなか、下落リスクを抑えながら長期的に良好なパフォーマンスを目指すETF(上場投資信託)が米国で注目を集めている。
米資産運用大手ブラックロック・グループは20日、下落リスクを低減した4つのETFを米国で上場した。それぞれ「米国」「北米除く先進国」「新興国」「先進国および新興国」の株式を投資対象とする。いずれも同社のETFブランド「iシェアーズ」の主力のETFをベースとしており、これらのETFの言わば「低ボラティリティ(変動性)版」となる。ブラックロックは、「新しいETFは、一定の価格上昇を狙う一方で下落相場に備えるためのポートフォリオを作成するために役立つ」と説明している。
【引用おわり】
「米国」「北米除く先進国」「新興国」の3本で、ほぼ世界中の株式を網羅できます。
これらの低リスク版ETFが、低信託報酬で設定されるというのだから、これはちょっとうらやましいです。
気になるのは、どうやって低リスクを実現しているかです。
【モーニングスター 株式ニュース2011/10/26より引用】
<EMeye>新興国投資の定番ETFに「低リスク型」登場、ディフェンシブの比率高め波乱相場に備え
欧州債務問題の深刻化で各国株式の先行き不透明感が強まるなか、下落リスクを抑えながら長期的に良好なパフォーマンスを目指すETF(上場投資信託)が米国で注目を集めている。
米資産運用大手ブラックロック・グループは20日、下落リスクを低減した4つのETFを米国で上場した。それぞれ「米国」「北米除く先進国」「新興国」「先進国および新興国」の株式を投資対象とする。いずれも同社のETFブランド「iシェアーズ」の主力のETFをベースとしており、これらのETFの言わば「低ボラティリティ(変動性)版」となる。ブラックロックは、「新しいETFは、一定の価格上昇を狙う一方で下落相場に備えるためのポートフォリオを作成するために役立つ」と説明している。
【引用おわり】
「米国」「北米除く先進国」「新興国」の3本で、ほぼ世界中の株式を網羅できます。
これらの低リスク版ETFが、低信託報酬で設定されるというのだから、これはちょっとうらやましいです。
気になるのは、どうやって低リスクを実現しているかです。
記事によると、例えば、おなじみiシェアーズの新興国株ETF、
“iShares MSCI Emerging Index Fund”(EEM)
の低リスク版、
“iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility Index Fund”(EEMV)
は、通信サービスや生活必需品などいわゆる「ディフェンシブ銘柄」に多く投資することによってリスクを下げているようです。
しかも、このEEMV、リスクだけでなくコストもEEMより低いらしい。
EEMのエクスペンスレシオが年率0.69%であるのに対して、EEMVは年率0.25%というから立派です。
日本でも買えるといいのですが、ここ最近は、日本で買える海外ETFの追加がありません。
海外ETFを投資のメイン商品としている者としては寂しい限りです。
ブラックロックさん、なにとぞ、よろしくお願いします!<(_ _)>
“iShares MSCI Emerging Index Fund”(EEM)
の低リスク版、
“iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility Index Fund”(EEMV)
は、通信サービスや生活必需品などいわゆる「ディフェンシブ銘柄」に多く投資することによってリスクを下げているようです。
しかも、このEEMV、リスクだけでなくコストもEEMより低いらしい。
EEMのエクスペンスレシオが年率0.69%であるのに対して、EEMVは年率0.25%というから立派です。
日本でも買えるといいのですが、ここ最近は、日本で買える海外ETFの追加がありません。
海外ETFを投資のメイン商品としている者としては寂しい限りです。
ブラックロックさん、なにとぞ、よろしくお願いします!<(_ _)>
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