モーニングスターのインデックスファンドセミナー(2012年1月13日開催)の動画が公開

水瀬ケンイチ

2012年1月13日(金)にモーニングスター主催『2012年新春セミナー ~インデックスファンドで資産運用~』が行われました。

私も申し込んでいたのですが(該当記事)、当日の仕事が長引き、参加できませんでした。
インデックスファンドのセミナーであるにもかかわらず、登壇者にアクティブ論者が多く、どんなセミナーになるのか非常に楽しみにしていたので、残念に思っていました。

そんな中、モーニングスターさんがセミナー内容のまとめを掲載してくれています。
しかも、セミナー動画まで公開されています。

モーニングスター 2012年新春セミナー「インデックスファンドで資産運用」
第1部:基調講演 齋藤精一郎氏「欧州危機と世界経済の展望」
第2部:パネルディスカッション カン・チュンド氏、和泉昭子氏、朝倉智也氏「これからのポートフォリオ運用を考える」

内容は、上記WEBサイトによくまとまっているので、そちらをご覧ください。
私がすべての動画を見た感想は、以下のとおりです。

第1部の基調講演は、インデックスファンドとは直接関係なく、世界経済の現状と展望をまとめたものでした。

日本、米国、欧州、そして新興諸国の経済について、俯瞰するにはとてもよいと思います。
ただし、ここで言われている経済の状況が良い国のインデックスファンドを買えば、単純に儲かるというわけではないことに注意が必要だと思います。
短期的な経済状況と株式のリターンは必ずしも連動しないところが、投資の難しいところです。
私は、世界中の市場平均を長期保有することによって、株式という資産クラスが持つ本質を、平均的に引き出していければそれでいいと考えています。

第2部のパネルディスカッションは、案の定、インデックス派のカン氏とバーベル戦略も有りという和泉氏の考え方の違いが見どころだと思います。

日本株式・REIT・新興国債券をポートフォリオに組み入れるかどうか、毎月分配型投信はどうなのか、アセットアロケーションの考え方、投資の楽しみ方などについて、お二方がどう答えているのか、その違いに注目して見ると面白さ10倍で、参考になります。

最後の和泉氏の井戸に落ちたロバの話がいい話で、けっこうグッときました。
たしかに、いま私達に降りかかっている災厄は大変なものがありますが、ひとつひとつ乗り越えていくことで、(経済も個人も)足元が踏み固められていくという面はあると思います。
不幸になりたい人なんて一人もいません。誰だって少しでも幸せになろうとして、前進していくのだと思います。
インデックスファンドの利益の源泉は、実はこういうところにあるのではないでしょうか。

あと、瑣末な問題ですが、明らかな誤りがあったのでちょっとだけ補足しておきます。
朝倉氏とカン氏から「インデックスファンドには毎月分配型はない」との話がありましたが、「DIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)」や「三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(毎月分配型)」など、実はけっこうあるんですね。

全体を通して、やはり生で見たかったなという感じでした。
モーニングスターさん、私たち一般のサラリーマンにとっては、やっぱり平日18時30分からのセミナーはきついっす。
できれば、19時か19時30分からにしていただきたく、お願いいたします。m(_ _)m

関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ