いくら積み上がったらリレー投資すればいいの?
水瀬ケンイチ
インデックスファンドを毎月積み立てて、ある程度の金額まで積み上がったところで、より低コストな海外ETFに買い替える。いわゆる「リレー投資」を私はやっています。
リレー投資をする目安の金額については、個人的には、海外ETF1銘柄に対して100万円程度になったらと考えています。
毎月の投資実践記録(該当記事)にもそう書いているので、よく、「なぜ100万円なのか?」と質問されます。その都度、コメントで回答してきましたが、ここでエントリを立ててその理由を書いておきます。
リレー投資をする目安の金額については、個人的には、海外ETF1銘柄に対して100万円程度になったらと考えています。
毎月の投資実践記録(該当記事)にもそう書いているので、よく、「なぜ100万円なのか?」と質問されます。その都度、コメントで回答してきましたが、ここでエントリを立ててその理由を書いておきます。
私が投資している海外ETFは米国株式扱いなので、その売買手数料は安くありません。たとえば楽天証券ではいち取引あたり26.25ドル=約2,000円かかります。
例えば、1万円分の海外ETFを買うとすると、単純計算で、投資額に対して20%も手数料がかかってしまします。これでは、いわゆる「手数料負け」してしまいます。ですので、現状、海外ETFは少額での投資は向きません。
では、どのくらいの額を投資したらよいのか?
投資金額を大きくしていくと、だんだん手数料の比率が下がっていきます。
1万円の投資で20%
5万円の投資で4%
10万円の投資で2%
投資額の2%というのは、投資信託の販売手数料に置き換えて考えてみると、「銀行の高い手数料」と同等レベルであり、低コストでインデックス投資をしようという投資家にとってはまだ高いという感覚です。
50万円で0.4%
100万円で0.2%
投資額に対して0.2%の手数料であれば、個人的には許容範囲です。
もちろん、投資信託で言うところのノーロード(販売手数料ゼロ)であれば最高ですが、ゼロにはできない以上、感覚的に「このレベルなら我慢できる」という許容範囲にまで薄めて投資するしかありません。
それが私の場合 100万円分の投資額に対して0.2%程度だったということです。
人によっては、もっと高額でなくてはと感じるかたや、逆にもっと少額でよいと感じるかたもいらっしゃるかもしれません。投資額に対する手数料率に対する、ご自身の許容範囲によって、リレー投資の目安金額を決められたらよいと思います。
なお、本記事は総合的な観点で、インデックスファンドから海外ETFのリレー投資を志向しているかた向けのものです。
投資商品について、「インデックスファンドなら販売手数料ゼロなので海外ETFよりよい」「国内ETFをフリーETFで売買すれば手数料タダ」など、販売手数料だけに着目した末節の反論には意味がありません。
総合的な観点でどの投資商品がよいのかについては、インデックスファンド・国内ETF・海外ETFの比較をした、こちらの記事をご参考にどうぞ。
2011/07/30 インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの比較
例えば、1万円分の海外ETFを買うとすると、単純計算で、投資額に対して20%も手数料がかかってしまします。これでは、いわゆる「手数料負け」してしまいます。ですので、現状、海外ETFは少額での投資は向きません。
では、どのくらいの額を投資したらよいのか?
投資金額を大きくしていくと、だんだん手数料の比率が下がっていきます。
1万円の投資で20%
5万円の投資で4%
10万円の投資で2%
投資額の2%というのは、投資信託の販売手数料に置き換えて考えてみると、「銀行の高い手数料」と同等レベルであり、低コストでインデックス投資をしようという投資家にとってはまだ高いという感覚です。
50万円で0.4%
100万円で0.2%
投資額に対して0.2%の手数料であれば、個人的には許容範囲です。
もちろん、投資信託で言うところのノーロード(販売手数料ゼロ)であれば最高ですが、ゼロにはできない以上、感覚的に「このレベルなら我慢できる」という許容範囲にまで薄めて投資するしかありません。
それが私の場合 100万円分の投資額に対して0.2%程度だったということです。
人によっては、もっと高額でなくてはと感じるかたや、逆にもっと少額でよいと感じるかたもいらっしゃるかもしれません。投資額に対する手数料率に対する、ご自身の許容範囲によって、リレー投資の目安金額を決められたらよいと思います。
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なお、本記事は総合的な観点で、インデックスファンドから海外ETFのリレー投資を志向しているかた向けのものです。
投資商品について、「インデックスファンドなら販売手数料ゼロなので海外ETFよりよい」「国内ETFをフリーETFで売買すれば手数料タダ」など、販売手数料だけに着目した末節の反論には意味がありません。
総合的な観点でどの投資商品がよいのかについては、インデックスファンド・国内ETF・海外ETFの比較をした、こちらの記事をご参考にどうぞ。
2011/07/30 インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの比較
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