国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2012年11月末時点)、日興のETF群は乖離縮小
水瀬ケンイチ
個人投資家の期待を集めながらも、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた国内ETF。
海外資産クラスの主要銘柄「上場MSCIコクサイ株」(1680)・「上場MSCIエマージング株」(1681)・「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(1550)の乖離率を、2012年11月末時点でチェックしてみます。

海外資産クラスの主要銘柄「上場MSCIコクサイ株」(1680)・「上場MSCIエマージング株」(1681)・「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(1550)の乖離率を、2012年11月末時点でチェックしてみます。

乖離率は、MSCIコクサイに連動する1680が -0.28%、1550が +0.69%、MSCIエマージングに連動する1681が -0.14%でした。
日興アセットのETF(1680・1671)が揃って乖離縮小しています。
三菱UFJ投信のETF(1550)は、ここ3~4か月は小さな乖離率で落ち着いていましたが、11月はやや乖離が拡大しました。とはいえ、プラスマイナス1%以下の水準ではありますが。
国内ETFの基準価額と市場価格の乖離は、低コスト運用を志向する個人投資家にとって重要なポイントです。全体的な傾向としては、乖離水準は縮小してきているようですが、局面局面では乖離が拡大する時もあります。また、忘れがちなことですが、買う時だけでなく、20年後30年後に売るときにも適正水準である必要があります。
国内ETFは個人投資家が安心して投資できる対象たりえるのか、今後も定期的にチェックしていきたいと思います。
日興アセットのETF(1680・1671)が揃って乖離縮小しています。
三菱UFJ投信のETF(1550)は、ここ3~4か月は小さな乖離率で落ち着いていましたが、11月はやや乖離が拡大しました。とはいえ、プラスマイナス1%以下の水準ではありますが。
国内ETFの基準価額と市場価格の乖離は、低コスト運用を志向する個人投資家にとって重要なポイントです。全体的な傾向としては、乖離水準は縮小してきているようですが、局面局面では乖離が拡大する時もあります。また、忘れがちなことですが、買う時だけでなく、20年後30年後に売るときにも適正水準である必要があります。
国内ETFは個人投資家が安心して投資できる対象たりえるのか、今後も定期的にチェックしていきたいと思います。
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