国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2013年4月末時点)、低位安定は続く
水瀬ケンイチ
個人投資家の期待を集めながらも、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた国内ETF。
海外資産クラスの主要銘柄「上場MSCIコクサイ株」(1680)・「上場MSCIエマージング株」(1681)・「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(1550)の乖離率を、2013年4月末時点でチェックしてみます。

海外資産クラスの主要銘柄「上場MSCIコクサイ株」(1680)・「上場MSCIエマージング株」(1681)・「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(1550)の乖離率を、2013年4月末時点でチェックしてみます。

乖離率は、MSCIコクサイに連動する1680が プラス0.24%、1550が プラス0.48%、MSCIエマージングに連動する1681が マイナス0.15%でした。
3銘柄の乖離は先月とほぼ同水準でした。プラスマイナス1%に収まっており、優秀なパフォーマンスだと思います。また、乖離自体はあるものの、プラス方向だけでなくゼロを挟んでプラスとマイナスに振れており、自然な形になっているように思います。
ETFの基準価額と市場価格の乖離は、低コスト運用を志向する個人投資家にとって重要なポイントです。概ねプラスマイナス1%の範囲内に収まっており、3年前の +5~6%もの乖離水準から比べると、低位安定してきたように思います。
投資家(個人投資家、機関投資家含む)が「買い」だけでなく「売り」も行なうようになってきたこと、指定参加者がETF設定当初保有していた「在庫」が捌けてきたことなどが、この3銘柄における乖離水準の低位安定の要因と考えられます。
とはいえ、今後、なにかのキッカケで大きく乖離する可能性はありますので、引き続き、定期的にチェックしていきたいと思います。
<ご参考>
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3銘柄の乖離は先月とほぼ同水準でした。プラスマイナス1%に収まっており、優秀なパフォーマンスだと思います。また、乖離自体はあるものの、プラス方向だけでなくゼロを挟んでプラスとマイナスに振れており、自然な形になっているように思います。
ETFの基準価額と市場価格の乖離は、低コスト運用を志向する個人投資家にとって重要なポイントです。概ねプラスマイナス1%の範囲内に収まっており、3年前の +5~6%もの乖離水準から比べると、低位安定してきたように思います。
投資家(個人投資家、機関投資家含む)が「買い」だけでなく「売り」も行なうようになってきたこと、指定参加者がETF設定当初保有していた「在庫」が捌けてきたことなどが、この3銘柄における乖離水準の低位安定の要因と考えられます。
とはいえ、今後、なにかのキッカケで大きく乖離する可能性はありますので、引き続き、定期的にチェックしていきたいと思います。
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