国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2013年9月末時点)、エマージング、フロンティア株で乖離拡大…
水瀬ケンイチ
個人投資家の期待を集めながらも、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた国内ETF。
海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2013年9月末時点でチェックしてみます。この夏7月から追加したiシェアーズ3銘柄(iS先進国株・iSエマージング株・iSフロンティア株)がどうなっているのかにも注目です。

(クリックで拡大。クッキリしたグラフが表示されます)
海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2013年9月末時点でチェックしてみます。この夏7月から追加したiシェアーズ3銘柄(iS先進国株・iSエマージング株・iSフロンティア株)がどうなっているのかにも注目です。

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2013年9月末の乖離率は以下のとおり。
9月は「日興 上場MSCIエマ株」(1681)と「iSフロンティア株」(1583)で乖離が拡大しています。特に、「iSフロンティア株」(1583)は乖離が +2.79% と、個人的に許容範囲にしているプラスマイナス1%を大幅に超えています。
これだけ割高だと、せっかくの信託報酬の安さが、何年にもわたって台無しになるレベルかもしれません。
国内ETFの乖離が低位安定することを望みます。マーケットメイカーなどの関係者におかれましては、がんばっていただきたいと思います。
<ご参考>
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日興 上場MSCIコク株(1680) | -0.50% |
日興 上場MSCIエマ株(1681) | -1.08% |
MAXIS 海外株ETF (1550) | +0.38% |
iS先進国株 (1581) | +0.32% |
iSエマージング株(1582) | +0.32% |
iSフロンティア株(1583) | +2.79% |
9月は「日興 上場MSCIエマ株」(1681)と「iSフロンティア株」(1583)で乖離が拡大しています。特に、「iSフロンティア株」(1583)は乖離が +2.79% と、個人的に許容範囲にしているプラスマイナス1%を大幅に超えています。
これだけ割高だと、せっかくの信託報酬の安さが、何年にもわたって台無しになるレベルかもしれません。
国内ETFの乖離が低位安定することを望みます。マーケットメイカーなどの関係者におかれましては、がんばっていただきたいと思います。
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