ウォール街のランダム・ウォーカー
水瀬ケンイチ
何度も読み返すに値する、投資の良書を紹介します。
ウォール街のランダム・ウォーカー
-株式投資の不滅の真理-
著者:バートン・G.マルキール /井手正介
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/467p
価格 2,300円
個人投資家のためのわかりやすい投資ガイドで、世界中で30年以上読み続けられているのに、今なお色褪せない投資の基本書です。
『個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買って、じっと待っているほうが、はるかによい結果を生む』
じゃあ、普通の投資信託なんていらないじゃん?
そのとおり!
じゃあ、個々の企業分析なんていらないじゃん?
そのとおり!!
じゃあ、経済動向を予測する必要なんてないじゃん?
そのとおり!!!
信じられないかもしれませんが、それをあらゆる面から証明しているのがこの本です。
前半部分で、古今東西のバブルの歴史を検証(1990年代の日本のバブル景気、2000年に入ってのアメリカのインターネットバブルも分析されてます)、テクニカル分析とファンダメンタル分析についてばっさり斬ってます。
中盤では、現代ポートフォリオ理論について説明しています。これは資産を分散すると、ある程度はリターンを減らさずにリスクを下げられるという、おいしいとこ取りの素晴らしい理論です。ここには微分・積分の知識が登場します。高校1年の夏、数学の授業で「無理」とさじを投げて私立文系大学受験を決めた僕に、まさか「微分・積分」の知識を要する事態が訪れようとは…。僕は声を大にして言いたい。
全国の高校生の皆さん!学校で習う大抵の知識は将来役に立ちませんが、微分・積分の知識は将来のお金儲けに役に立ちます!
思わず熱くなって話がそれましたが、この本は、微分・積分がよくわからない僕でも、なんとなく理解できるレベルなのでご心配なく。それから、中盤では、リスクについて科学的に説明。でも、リスクについては現代ポートフォリオ理論に比べていまいちキレがなく、最終的には「完全なリスクの尺度は存在しない」と言ってます。
後半部分は、翻って個人投資家の投資戦略について説明しています。ここで、改めて、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略の有用性が述べられています。最後に、どうしても投機の虫が押さえられない人のために、自分で有望銘柄や投資信託を選ぶ方法についてもアドバイスが述べられています。
467ページのボリュームは、読み応え十分です。これを読む限り、少なくともアメリカ市場への投資は、インデックスファンドで間違いないと思えます。
株式市場の歴史、現代投資理論の基礎を学べる本書は、インデックスファンド投資派でない方にもおすすめできる本です。
↓ここから購入できます(アマゾンへリンクしてます)

ウォール街のランダム・ウォーカー
-株式投資の不滅の真理-
著者:バートン・G.マルキール /井手正介
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/467p
価格 2,300円
個人投資家のためのわかりやすい投資ガイドで、世界中で30年以上読み続けられているのに、今なお色褪せない投資の基本書です。
『個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買って、じっと待っているほうが、はるかによい結果を生む』
じゃあ、普通の投資信託なんていらないじゃん?
そのとおり!
じゃあ、個々の企業分析なんていらないじゃん?
そのとおり!!
じゃあ、経済動向を予測する必要なんてないじゃん?
そのとおり!!!
信じられないかもしれませんが、それをあらゆる面から証明しているのがこの本です。
前半部分で、古今東西のバブルの歴史を検証(1990年代の日本のバブル景気、2000年に入ってのアメリカのインターネットバブルも分析されてます)、テクニカル分析とファンダメンタル分析についてばっさり斬ってます。
中盤では、現代ポートフォリオ理論について説明しています。これは資産を分散すると、ある程度はリターンを減らさずにリスクを下げられるという、おいしいとこ取りの素晴らしい理論です。ここには微分・積分の知識が登場します。高校1年の夏、数学の授業で「無理」とさじを投げて私立文系大学受験を決めた僕に、まさか「微分・積分」の知識を要する事態が訪れようとは…。僕は声を大にして言いたい。
全国の高校生の皆さん!学校で習う大抵の知識は将来役に立ちませんが、微分・積分の知識は将来のお金儲けに役に立ちます!
思わず熱くなって話がそれましたが、この本は、微分・積分がよくわからない僕でも、なんとなく理解できるレベルなのでご心配なく。それから、中盤では、リスクについて科学的に説明。でも、リスクについては現代ポートフォリオ理論に比べていまいちキレがなく、最終的には「完全なリスクの尺度は存在しない」と言ってます。
後半部分は、翻って個人投資家の投資戦略について説明しています。ここで、改めて、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略の有用性が述べられています。最後に、どうしても投機の虫が押さえられない人のために、自分で有望銘柄や投資信託を選ぶ方法についてもアドバイスが述べられています。
467ページのボリュームは、読み応え十分です。これを読む限り、少なくともアメリカ市場への投資は、インデックスファンドで間違いないと思えます。
株式市場の歴史、現代投資理論の基礎を学べる本書は、インデックスファンド投資派でない方にもおすすめできる本です。
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