eMAXIS国内物価連動国債インデックスが出ますが、物価連動債を個人で買えるようになったらどうするか
水瀬ケンイチ

昨日、「eMAXISシリーズに国内物価連動国債インデックスが登場」というブログ記事を書きました。
米国ではポピュラーな物価連動債クラスのインデックスファンドが日本でも登場することや、個人投資家にとって低コストな選択肢が広がることは歓迎すべきことです。
ただ、三菱UFJ投信のプレスリリースによると、来年(2015年)1月からは、個人も物価連動債を買えるようになる見通しとのこと。もし本当にそうなったらどうするか。
私は物価連動債の「生債券」に投資すると思います。
個人向け物価連動債がどのような仕様になるかまだかわかりませんが、もし今の個人向け国債(変動10)のように、毎月販売で最低1万円からとなったら、どうでしょうか。
投信のメリットのひとつに、「少額から分散投資できる」ということがありますが、その投信の投資対象が国内物価連動国債に限定されているのであれば、投資する意味があまりありません。
なぜなら、物価連動債の生債券を毎月積み立てていくことで、信託報酬ゼロで、物価連動債のラダー型ポートフォリオが自作できてしまうからです。
ただ、上記ツイートにもありますが、個人向け物価連動債が、いつ、どのような仕様になるのか等は現時点では未定です。そして、投信には投信なりのメリットがそれなりにはあります(買った瞬間に複数年限の物価連動債に分散投資可能とか、自動積み立てが可能とか)。
国内物価連動債クラスに、選択肢が広がった「eMAXIS国内物価連動国債インデックス」を使うか、来年(2015年)1月から発売されると言われている「個人向け物価連動債」を使うか。
悩ましいですが、比較対象がそろってから判断しても遅くはないと思います。
個人向け物価連動債がどのような仕様になるかまだかわかりませんが、もし今の個人向け国債(変動10)のように、毎月販売で最低1万円からとなったら、どうでしょうか。
投信のメリットのひとつに、「少額から分散投資できる」ということがありますが、その投信の投資対象が国内物価連動国債に限定されているのであれば、投資する意味があまりありません。
なぜなら、物価連動債の生債券を毎月積み立てていくことで、信託報酬ゼロで、物価連動債のラダー型ポートフォリオが自作できてしまうからです。
元本保証の物価連動債、これ個人にも解禁してくれればかなり売れるのでは。≫ 物価連動国債、発行再開を検討 13年度にも :日本経済新聞 http://t.co/lQbWGLE7
— 水瀬ケンイチ (@minasek) 2013, 1月 6
「個人向け販売も議論」いいね!でもなぜ2016年以降なの RT @nikkei_market: 物価連動債、10月メドに発行再開へ 今年度6000億円 http://t.co/mFs9i8Dmpi
— 水瀬ケンイチ (@minasek) 2013, 6月 10
ただ、上記ツイートにもありますが、個人向け物価連動債が、いつ、どのような仕様になるのか等は現時点では未定です。そして、投信には投信なりのメリットがそれなりにはあります(買った瞬間に複数年限の物価連動債に分散投資可能とか、自動積み立てが可能とか)。
国内物価連動債クラスに、選択肢が広がった「eMAXIS国内物価連動国債インデックス」を使うか、来年(2015年)1月から発売されると言われている「個人向け物価連動債」を使うか。
悩ましいですが、比較対象がそろってから判断しても遅くはないと思います。
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