SBI証券、NISA口座の投信の分配金再投資がNISA口座で再投資可能に。これってすごいの!?
水瀬ケンイチ

NISA(少額投資非課税制度)に関して、SBI証券から「ついに投信分配金再投資で<NISA再投資>が可能に!」というお知らせが本日出ています。
SBI証券 お知らせ
11/21 ついに投信分配金再投資で<NISA再投資>が可能に!
お知らせのタイトルに、「ついに」とあるように、SBI証券がなにかすごい画期的なことをやってくれたのか!?
SBI証券では今まで、NISA口座の投信が分配金を払い出した場合に、「分配金再投資コース」であったとしても、NISA口座ではなく、課税口座での再投資となっていました(もしくはそのままキャッシュとして受け取り)。
それが、本日から分配金をNISA口座で再投資することを選択できるようになったということです。個人投資家にとって間違いなく良いことなので、一瞬「おおっ!」と思いました。
でも、よくよく考えてみると、私がNISA口座を開設している楽天証券では、もともと、NISA口座の投信が分配金を払い出した場合は、自動的にNISA口座での再投資が行われています。(出所:楽天証券公式サイト NISA取引ルール)
SBI証券の機能改善は、楽天証券に追いついたということ。別にすごくなかった……orz
他の大手ネット証券の状況を調べてみたところ、マネックス証券では、投信の分配金が払い出された場合は、たとえ「分配金再投資コース」であっても、分配金受け取りしかできないようです。そんなのってあり? NISA口座内で再投資できるようです。(出所:マネックス証券 NISAスペシャルサイト Q&A)
<追記> 2014/11/27
上記マネックス証券の事例は、その年の非課税投資が100万円に達した後に発生する分配金再投資についての説明であり、通常は分配金をNISA口座内で再投資できるそうです。お詫びして訂正します。
カブドットコム証券では、そもそもNISA口座では「分配金受取コース」の投信しか買えないようです。なんじゃそりゃ。(出所:カブドットコム証券公式サイト Q&A)
NISA制度開始前、このようなサービスの「詳細」が証券各社ともあまり明らかになっていませんでした。開始直前になっても、「未定、未定」が多かったことに対して、当ブログでも警鐘を鳴らしてきましたが、制度開始から1年近くが経過し、だんだんとこういう差が明らかになってくるのですね。
個人的には、NISA口座でのメイン投資商品は海外ETFなので、海外ETFの分配金の扱いについては証券各社に突っ込んだ質問をして、得た回答を比較検討した上でNISA口座の開設をしました(該当記事)。でも、投信の分配金の扱いは、ノーケアというか、気に留めていませんでした。
証券各社の説明不足により、投資家がNISA口座を開設してしまってから、「こんなはずじゃなかったのに……」という目に遭うのだけは、ホント勘弁してほしいと思います。
ご自身のNISA口座における投信の分配金再投資の扱い、皆さんご存知ですか?
<ご参考>
上記ネット証券は、以下から口座開設できます(もちろん無料)
・SBI証券
・楽天証券
・
マネックス証券
・カブドットコム証券
11/21 ついに投信分配金再投資で<NISA再投資>が可能に!
2014/11/21より、NISA預りにて保有されている分配金再投資の投資信託について、再投資の預り区分をNISA(非課税)扱い、または課税扱いのいずれかで選択ができるようになります。
NISA(非課税)扱いで再投資することにより、分配金支払い時の税金を徴収されることなく(非課税)、分配金をNISA預りにて再投資することができますので、これを機にぜひご利用ください!
(上記SBI証券お知らせより抜粋)
お知らせのタイトルに、「ついに」とあるように、SBI証券がなにかすごい画期的なことをやってくれたのか!?
SBI証券では今まで、NISA口座の投信が分配金を払い出した場合に、「分配金再投資コース」であったとしても、NISA口座ではなく、課税口座での再投資となっていました(もしくはそのままキャッシュとして受け取り)。
それが、本日から分配金をNISA口座で再投資することを選択できるようになったということです。個人投資家にとって間違いなく良いことなので、一瞬「おおっ!」と思いました。
でも、よくよく考えてみると、私がNISA口座を開設している楽天証券では、もともと、NISA口座の投信が分配金を払い出した場合は、自動的にNISA口座での再投資が行われています。(出所:楽天証券公式サイト NISA取引ルール)
SBI証券の機能改善は、楽天証券に追いついたということ。別にすごくなかった……orz
他の大手ネット証券の状況を調べてみたところ、マネックス証券では、投信の分配金が払い出された場合は、
<追記> 2014/11/27
上記マネックス証券の事例は、その年の非課税投資が100万円に達した後に発生する分配金再投資についての説明であり、通常は分配金をNISA口座内で再投資できるそうです。お詫びして訂正します。
カブドットコム証券では、そもそもNISA口座では「分配金受取コース」の投信しか買えないようです。なんじゃそりゃ。(出所:カブドットコム証券公式サイト Q&A)
NISA制度開始前、このようなサービスの「詳細」が証券各社ともあまり明らかになっていませんでした。開始直前になっても、「未定、未定」が多かったことに対して、当ブログでも警鐘を鳴らしてきましたが、制度開始から1年近くが経過し、だんだんとこういう差が明らかになってくるのですね。
個人的には、NISA口座でのメイン投資商品は海外ETFなので、海外ETFの分配金の扱いについては証券各社に突っ込んだ質問をして、得た回答を比較検討した上でNISA口座の開設をしました(該当記事)。でも、投信の分配金の扱いは、ノーケアというか、気に留めていませんでした。
証券各社の説明不足により、投資家がNISA口座を開設してしまってから、「こんなはずじゃなかったのに……」という目に遭うのだけは、ホント勘弁してほしいと思います。
ご自身のNISA口座における投信の分配金再投資の扱い、皆さんご存知ですか?
<ご参考>
上記ネット証券は、以下から口座開設できます(もちろん無料)
・SBI証券
・楽天証券
・
・カブドットコム証券
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