一挙50本のバンガードETFが取り扱い開始。何でもある、何でもあるよ!
水瀬ケンイチ

バンガードが、一挙50本の海外ETFの新規取扱い開始を発表しました。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン お知らせ
2015/02/09 50本の米国籍バンガードETF™の新規取扱いを開始 ~ETF取扱い本数は計67本に~
気になる各銘柄は以下のとおり。
グローバル・地域株式
・バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF(VXUS)FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス連動
経費率 年率 0.14%
・バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)
FTSEオールワールド(除く米国)インデックス連動
経費率 年率 0.15%
・バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(VEA)
FTSEディベロップド(除く北アメリカ)インデックス連動
経費率 年率 0.09%
米国株式総合
・バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF(VXF)S&Pコンプリーション指数連動
経費率 年率 0.10%
米国大型株式
・バンガード・米国メガキャップETF(MGC)CRSP USメガキャップ・インデックス連動
経費率 年率 0.11%
・バンガード・米国ラージキャップETF(VV)
CRSP USラージキャップ・インデックス連動
経費率 年率 0.09%
・バンガード・ラッセル3000 ETF(VTHR)
ラッセル3000インデックス連動
経費率 年率 0.15%
・バンガード・ラッセル1000 ETF(VONE)
ラッセル1000インデックス連動
経費率 年率 0.12%
米国大型バリュー株式
・バンガード・米国メガキャップ・バリューETF(MGV)CRSP USメガキャップ・バリュー・インデックス連動
経費率 年率 0.11%
・バンガード・S&P500バリューETF(VOOV)
S&P500バリュー指数連動
経費率 年率 0.15%
・バンガード・ラッセル1000バリュー株ETF(VONV)
ラッセル1000バリュー株インデックス連動
経費率 年率 0.12%
米国大型グロース株式
・バンガード・米国メガキャップ・グロースETF(MGK)CRSP USメガキャップ・グロース・インデックス連動
経費率 年率 0.11%
・バンガード・S&P500グロースETF(VOOG)
S&P500グロース指数連動
経費率 年率 0.15%
・バンガード・ラッセル1000グロース株ETF(VONG)
ラッセル1000グロース株インデックス連動
経費率 年率 0.12%
米国中型株式
・バンガード・米国ミッドキャップETF(VO)CRSP USミッドキャップ・インデックス連動
経費率 年率 0.09%
・バンガード・S&Pミッドキャップ400 ETF(IVOO)
S&Pミッドキャップ400指数連動
経費率 年率 0.15%
米国中型バリュー株式
・バンガード・米国ミッドキャップ・バリューETF(VOE)CRSP USミッドキャップ・バリュー・インデックス連動
経費率 年率 0.09%
・バンガード・S&Pミッドキャップ400バリューETF(IVOV)
S&Pミッドキャップ400バリュー指数連動
経費率 年率 0.20%
米国中型グロース株式
・バンガード・米国ミッドキャップ・グロースETF(VOT)CRSP USミッドキャップ・グロース・インデックス連動
経費率 年率 0.09%
・バンガード・S&Pミッドキャップ400グロースETF(IVOG)
S&Pミッドキャップ400グロース指数連動
経費率 年率 0.20%
米国小型株式
・バンガード・S&Pスモールキャップ600 ETF(VIOO)S&Pスモールキャップ600指数連動
経費率 年率 0.15%
・バンガード・ラッセル2000 ETF(VTWO)
ラッセル2000インデックス連動
経費率 年率 0.15%
米国小型バリュー株式
・バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF(VBR)CRSP USスモールキャップ・バリュー・インデックス連動
経費率 年率 0.09%
・バンガード・S&Pスモールキャップ600バリューETF(VIOV)
S&Pスモールキャップ600バリュー指数連動
経費率 年率 0.20%
・バンガード・ラッセル2000バリュー株ETF(VTWV)
ラッセル2000バリュー株インデックス連動
経費率 年率 0.20%
米国小型グロース株式
・バンガード・米国スモールキャップ・グロースETFF(VBK)CRSP USスモールキャップ・グロース・インデックス連動
経費率 年率 0.09%
・バンガード・S&Pスモールキャップ600グロースETF(VIOG)
S&Pスモールキャップ600グロース指数連動
経費率 年率 0.20%
・バンガード・ラッセル2000グロース株ETF(VTWG)
ラッセル2000グロース株インデックス連動
経費率 年率 0.20%
米国セクター株式
・バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF(VCR)MSCI USインベスタブル・マーケット・ 一般消費財・サービス25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 生活必需品25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国エネルギー・セクターETF(VDE)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ エネルギー25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国金融セクターETF(VFH)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 金融25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ ヘルスケア25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF(VIS)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 資本財・サービス25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 情報技術25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国素材セクターETF(VAW)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 素材25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国電気通信サービス・セクターETF(VOX)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 電気通信サービス25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)
MSCI USインベスタブル・マーケット・ 公益事業25/50インデックス連動
経費率 年率 0.12%
米国債券
・バンガード・米国短期債券ETF(BSV)バークレイズ米国政府/クレジット浮動調整(1-5年)インデックス連動
経費率 年率 0.10%
・バンガード・米国短期社債ETF(VCSH)
バークレイズ米国社債(1-5年)インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国短期政府債券ETF(VGSH)
バークレイズ米国政府債浮動調整(1-3年)インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国短期インフレ連動債ETF(VTIP)
バークレイズ米国TIPS(0-5年)インデックス(シリーズL)連動
経費率 年率 0.10%
・バンガード・米国中期債券ETF(BIV)
バークレイズ米国政府/クレジット浮動調整(5-10年)インデックス連動
経費率 年率 0.10%
・バンガード・米国中期社債ETF(VCIT)
バークレイズ米国社債(5-10年)インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国中期政府債券ETF(VGIT)
バークレイズ米国政府債浮動調整(3-10年)インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国長期債券ETF(BLV)
バークレイズ米国政府/クレジット浮動調整(10年超)インデックス連動
経費率 年率 0.10%
・バンガード・米国長期社債ETF(VCLT)
バークレイズ米国社債(10年超)インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国長期政府債券ETF(VGLT)
バークレイズ米国政府債浮動調整(10年超)インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・超長期米国債ETF(EDV)
バークレイズ米国債STRIPS(20-30年)均等額面インデックス連動
経費率 年率 0.12%
・バンガード・米国モーゲージ担保証券ETF(VMBS)
バークレイズ米国MBS浮動調整インデックス連動
経費率 年率 0.12%
おおおお!! 何でもある。何でもあるよ!
多くのインデックス投資家が心待ちにしていたバリューやグロース、セクターなど様々な株式クラスのETF、また、国債だけでなく社債、インフレ連動債、モーゲージ担保証券など様々な債券クラスのETFが、バンガードの「超」低コストでラインナップされています。
その多くの経費率は、なんと年率0.1%台です。貴方が保有している投資信託の信託報酬と、一桁違いませんか?
たとえば、「日本+先進国+新興国」の「大型+中型+小型株」に投資でき「インデックス投資家のリーサル・ウェポン」と言われた「VT」(経費率 年率 0.18%)という海外ETFがあります。
今回取り扱い開始になった「VXUS」(経費率 年率 0.14%)と既存の「VTI」(経費率 年率 0.05%)を半々で組み合わせればだいたい同じ資産配分になり、加重平均経費率は「VT」のさらに半分の年率 0.095%という、「超」「ウルトラ」「スーパー」低コスト運用も可能です。
これらが、2月10日夜から、SBI証券、楽天証券、マネックス証券で買えるようになります。このなかでは海外ETFの特定口座対応は楽天証券とマネックス証券だけなので、買うのであればそのどちらかがよいでしょう。
ただし、海外ETFは売買や税務処理が「米国株式扱い」です。国内ETFや投資信託とは違い、少々手間がかかります。また、WEBや書籍等の情報もまだあまり充実していません。ある程度知識と経験がある、いわば「玄人向け商品」だと思っています。
単純に低コストだけを求めて、初心者が海外ETFに手を出してしまうと、あとで「これからどうすればいいの!?」ということになりかねません。ぜひ、ご自身に合ったインデックス商品を選択していただけたらと思います。
そのうえで、これらバンガードの海外ETFを活用すれば、このうえなく低コストなインデックス投資を行なうことができます。いわゆるコア&サテライト運用の「サテライト部分」の商品もこのなかから選べそうです。
私も活用させていただきたいと思います。ありがとうバンガードさん!
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
2011/07/30 インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの比較
<ご参考>
上記ネット証券は、以下から口座開設できます(無料)
・楽天証券
・
・SBI証券
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