JPX日経インデックス400のレバレッジ、インバース、ダブルインバースETF登場ですが、いつもの注意事項をば
水瀬ケンイチ

野村アセットマネジメントは、JPX日経400レバレッジ・インデックス、JPX日経400インバース・インデックスおよびJPX日経400ダブルインバース・インデックスの各指数を連動対象とする3本のETFを新たに設定すると発表しました。
野村アセットマネジメントWEBサイト
2015/08/15 JPX日経インデックス400を基にしたレバレッジ指数、インバース指数、ダブルインバース指数を連動対象とするETF(上場投信)新規設定について〜8月24日に東京証券取引所へ上場予定〜
商品概要は以下のとおり。
◆ NEXT FUNDS JPX日経400レバレッジ・インデックス連動型上場投信(銘柄コード:1470)
JPX日経インデックス400の日々の変動率のプラス2倍の変動をするJPX日経400レバレッジ・インデックスへ連動を目指す
信託報酬 年率0.864%(税抜年0.80%)以内
◆NEXT FUNDS JPX日経400インバース・インデックス連動型上場投信(銘柄コード:1471)
JPX日経インデックス400の日々の変動率のマイナス1倍の変動をするJPX日経400インバース・インデックスへの連動を目指す
信託報酬 年率0.864%(税抜年0.80%)以内
◆NEXT FUNDS JPX日経400ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(銘柄コード:1472)
JPX日経インデックス400の日々の変動率のマイナス2倍の変動をするJPX日経400ダブルインバース・インデックスへの連動を目指す
信託報酬 年率0.864%(税抜年0.80%)以内
いずれも8月21日を予定しているとのこと。
日本のETF市場は、ETF先進国の米国と違い、なぜかレバレッジ・インバース型ETFばかりが人気で売買高を牽引している状況にあります(該当記事)。なので、話題のJPX日経インデックス400絡みのレバレッジ・インバース型ETFも、人気がでるかもしれません。
ただし、レバレッジ・インバース型ETFに関しては、「いつもの注意事項」がありますので、あらためて取り上げます。
実際に、既存の日経平均レバレッジ・インバース型ETFの値動きの事例をとりあげたものが下記のブログ記事です。上記の性質がよくわかりますのでご覧ください。
2014/05/12 TOPIXダブルインバース(-2倍)指数連動ETFが登場ですが
レバレッジ・インバース型ETFは、長期保有してしまうと相場が上がっても下がっても損をする可能性があるものです。(1)相場の見通しがある程度つくかたが、(2)ピンポイントで短期売買するための商品、と言えるでしょう。
2015/08/15 JPX日経インデックス400を基にしたレバレッジ指数、インバース指数、ダブルインバース指数を連動対象とするETF(上場投信)新規設定について〜8月24日に東京証券取引所へ上場予定〜
商品概要は以下のとおり。
◆ NEXT FUNDS JPX日経400レバレッジ・インデックス連動型上場投信(銘柄コード:1470)
JPX日経インデックス400の日々の変動率のプラス2倍の変動をするJPX日経400レバレッジ・インデックスへ連動を目指す
信託報酬 年率0.864%(税抜年0.80%)以内
◆NEXT FUNDS JPX日経400インバース・インデックス連動型上場投信(銘柄コード:1471)
JPX日経インデックス400の日々の変動率のマイナス1倍の変動をするJPX日経400インバース・インデックスへの連動を目指す
信託報酬 年率0.864%(税抜年0.80%)以内
◆NEXT FUNDS JPX日経400ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(銘柄コード:1472)
JPX日経インデックス400の日々の変動率のマイナス2倍の変動をするJPX日経400ダブルインバース・インデックスへの連動を目指す
信託報酬 年率0.864%(税抜年0.80%)以内
いずれも8月21日を予定しているとのこと。
日本のETF市場は、ETF先進国の米国と違い、なぜかレバレッジ・インバース型ETFばかりが人気で売買高を牽引している状況にあります(該当記事)。なので、話題のJPX日経インデックス400絡みのレバレッジ・インバース型ETFも、人気がでるかもしれません。
ただし、レバレッジ・インバース型ETFに関しては、「いつもの注意事項」がありますので、あらためて取り上げます。
- インデックスの2倍やマイナス2倍といった目標値を「日ごと」に達成するように設計されているため、2日以上離れた2時点間の騰落率は目標値どおりにならない
- インデックスの値動きが上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなり、期間が長くなれば長くなるほどその差(ずれ)が大きくなる傾向がある
実際に、既存の日経平均レバレッジ・インバース型ETFの値動きの事例をとりあげたものが下記のブログ記事です。上記の性質がよくわかりますのでご覧ください。
2014/05/12 TOPIXダブルインバース(-2倍)指数連動ETFが登場ですが
レバレッジ・インバース型ETFは、長期保有してしまうと相場が上がっても下がっても損をする可能性があるものです。(1)相場の見通しがある程度つくかたが、(2)ピンポイントで短期売買するための商品、と言えるでしょう。
- 関連記事
-
-
国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(23年9月末)、乖離率は低位安定が継続中。米国株式クラスがほぼ乖離なし! 2023/09/30
-
アクティブETFに山崎元氏は好意的。似たコンセプトの先行商品をチェックすると… 2023/09/16
-
国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(23年8月末)、乖離率は低位安定が継続中 2023/09/01
-
東証にアクティブETF上場! 2023/08/21
-
国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(23年7月末)、乖離率は低位安定でこのままいってほしい 2023/08/01
-
国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(23年6月末)、乖離率は低位安定で順調 2023/07/02
-