バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)の経費率がなんと年率0.14%に!バンガードETFの経費率改定
水瀬ケンイチ

バンガードETFの経費率改定です。特に、全世界株式ETFの「VT」の経費率が、年率0.17%から0.14%に下がったのがスゴいです!
2016年2月29日現在のバンガードETF™・米国籍投信経費率改定状況です。
・バンガード®・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF (VEU)
経費率 年率 0.14% → 0.13%
・バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF (VSS)
経費率 年率 0.19% → 0.17%
・バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)
経費率 年率 0.17% → 0.14%
・バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) (BNDX)
経費率 年率 0.19% → 0.15%
・バンガード・米国高配当株式ETF (VYM)
経費率 年率 0.10% → 0.09%
・バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF (VXUS)
経費率 年率 0.14% → 0.13%
・バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド (VWINX)
経費率 年率 0.25% → 0.23%
(出典:バンガード-長期・分散・低コスト- 2016年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせ)
私もメインで投資している海外ETFの「VT」は、全世界(日本・先進国・新興国)の大型・中型・小型株式約8,000銘柄で構成され、これ1本で全世界の株式に投資可能です。もともと“超”低コストな上に、毎年のように経費率が低廉化しており、素晴らしいです。
VTについては、一部投資家が断片的な周辺情報だけで「日本だけでしか人気がないからダメ」と主張しているようですが、「米国でも人気が急速に高まっており、純資金流出入額(推計値)は2015年に19.1億ドル(約2,300億円)の流入超過と、2014年に比べて約2.5倍に伸び、2008年の上場来で過去最高」(SBI証券サイトより)というのが事実です。
2015年は、日本でインデックスファンドのいわゆる「コスト革命」が起きました。素晴らしいことですが、その間も、バンガードETFは純資産を拡大しながら、低コスト化を進めてきました。
海外ETFであるバンガードETFに投資することで、米国の投資家による純資産拡大の恩恵を、日本にいながら受けることができます。さらに、確定申告を行なうことで、分配金に対して米国と日本で二重課税された分を一部取り返すこと(外国税額控除)ができます。
これは国内籍のインデックスファンドではできないことです。
ただ、日本の証券会社においてバンガードETFは、売買や税務処理が「米国株式扱い」になります。国内ETFや投資信託とは違い、少々割高な売買手数料と手間がかかります。WEBや書籍等の情報も少ないです。ある程度知識と経験がある方向けの商品だと思っています。
そのうえで、バンガードETFを活用すれば、このうえなく低コストなインデックス投資を行なうことができます。私も活用させていただいています。ありがとうバンガードさん!
<ご参考>
上記バンガードETFは以下のネット証券で購入できます。以下から口座開設できます(無料)
・楽天証券
・SBI証券
・
マネックス証券
・バンガード®・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF (VEU)
経費率 年率 0.14% → 0.13%
・バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF (VSS)
経費率 年率 0.19% → 0.17%
・バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)
経費率 年率 0.17% → 0.14%
・バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) (BNDX)
経費率 年率 0.19% → 0.15%
・バンガード・米国高配当株式ETF (VYM)
経費率 年率 0.10% → 0.09%
・バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF (VXUS)
経費率 年率 0.14% → 0.13%
・バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド (VWINX)
経費率 年率 0.25% → 0.23%
(出典:バンガード-長期・分散・低コスト- 2016年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせ)
私もメインで投資している海外ETFの「VT」は、全世界(日本・先進国・新興国)の大型・中型・小型株式約8,000銘柄で構成され、これ1本で全世界の株式に投資可能です。もともと“超”低コストな上に、毎年のように経費率が低廉化しており、素晴らしいです。
VTについては、一部投資家が断片的な周辺情報だけで「日本だけでしか人気がないからダメ」と主張しているようですが、「米国でも人気が急速に高まっており、純資金流出入額(推計値)は2015年に19.1億ドル(約2,300億円)の流入超過と、2014年に比べて約2.5倍に伸び、2008年の上場来で過去最高」(SBI証券サイトより)というのが事実です。
2015年は、日本でインデックスファンドのいわゆる「コスト革命」が起きました。素晴らしいことですが、その間も、バンガードETFは純資産を拡大しながら、低コスト化を進めてきました。
海外ETFであるバンガードETFに投資することで、米国の投資家による純資産拡大の恩恵を、日本にいながら受けることができます。さらに、確定申告を行なうことで、分配金に対して米国と日本で二重課税された分を一部取り返すこと(外国税額控除)ができます。
これは国内籍のインデックスファンドではできないことです。
ただ、日本の証券会社においてバンガードETFは、売買や税務処理が「米国株式扱い」になります。国内ETFや投資信託とは違い、少々割高な売買手数料と手間がかかります。WEBや書籍等の情報も少ないです。ある程度知識と経験がある方向けの商品だと思っています。
そのうえで、バンガードETFを活用すれば、このうえなく低コストなインデックス投資を行なうことができます。私も活用させていただいています。ありがとうバンガードさん!
<ご参考>
上記バンガードETFは以下のネット証券で購入できます。以下から口座開設できます(無料)
・楽天証券
・SBI証券
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