【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較 2016年6月末
水瀬ケンイチ

「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2016年6月末で比較しました。
※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

先進国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI コクサイ・インデックス」です。
「配当込み」インデックス連動のインデックスファンドでは、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」(オレンジ色の網かけ)の信託報酬が年率 0.24%(税抜)、実質コストが年率 0.32%(税抜)、インデックスとの差異が -0.10% と、比較対象のインデックスファンドのなかで相対的に高評価になっています。
信託報酬最安値の「たわらノーロード 先進国株式」は、設定後まだ決算を迎えておらず実績データがないため、今回は参考扱いとしましたが、今後の実績に期待しています。
「配当除く」インデックス連動のインデックスファンドは、実際には原資産である日本企業からの配当が出てくるため、インデックスとの差異がプラス方向に大きく出るのが当たり前です。ですので、「インデックスとの差異」のプラスの多寡で、配当込みインデックス連動ファンドとの優劣は評価できません。
いずれのファンドも、決算日が異なる(=評価期間が異なる)ため、きっちりとした横並び比較はできませんが、表の右側の「1年リターン」「3年リターン」は、同じ評価期間(2016年6月末時点)ですので参考にしてみてください。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」のリターンが相対的に良いです。それ以外も信託報酬が低く、実質コストも低いインデックスファンドが、概ね好成績になっているのがわかると思います。コストがリターンに与える影響は強力です。
他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。
※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。
<ご参考>
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