不動産投資のセールス電話を聞くと頭に思い浮かぶもの

水瀬ケンイチ

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最近、職場に不動産投資のセールス電話が頻繁にかかってきます。以前からありましたが、最近は特に頻繁にかかってきます。

「いま、貴方の職場の皆さまにご好評いただいている将来の備えについて、順番にご説明をしているところなんですよぉ」

という感じのフレンドリーな出だしで、セールスははじまります。電話口の向こう側ではガヤガヤうるさく、集団でローラー作戦的に電話をかけまくっているのが丸わかりです。

その後は、決まって将来年金が削減される見通しだとか、老後の準備はされていますかとか、不安を煽るトークの後に、投資用マンション!不動産投資!と話が一方的に進行していきます。

「将来の備えはされてますか?ご興味くらいはあるでしょう?」
「○○を△△すれば安定した家賃収入が毎月得られますよ!」
「貴方の職場の皆さまなら、特別な金利でいますぐローンを組んでいただけます!」

忙しい時はガチャ切りします。(ごめんなさいね)

たまたま手が空いている時には、しばらく聞いてみることもあります。不動産投資のセールス電話を聞いていると、いつも私の頭のなかには「1枚の図」が思い浮かびます。

これです。

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UXBlogより (クリックで拡大)

これは、1898年から発生した地震をまとめた世界地図です。

地震は自然現象であり、いつどこで起こるのか、なかなか分かりません。しかし、100年以上地震が起きた場所をプロットし続けると、明らかに地震が多い地域が浮かび上がってきます。

地震大国日本は、ひときわ明るい光の帯にうもれて、もはやいったいどこ!?というレベルです。こんな場所で、長期のローンを組んで投資用不動産なんか、私には買えません。

「……勤務中なので失礼します」

最後はやっぱりガチャ切りです。(ごめんなさいね)



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Posted by水瀬ケンイチ