肉食系アクティブ投資女子がピンチ!

水瀬ケンイチ

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先日、リフレッシュルームにて、久々に肉食系アクティブ投資女子に会いました。
「調子はどうですか?」と話しかけたところ……

「ああ、どうもこうも……」と浮かない顔です。

聞けば、米国大統領選挙のトランプ勝利を受けて、ある個別株でショート側に張っていたらしく、その後のトランプ相場の株価上昇で、相当な含み損が出ているとのこと。

「ちなみに、含み損はおいくら万円くらい?」
「(お察しください)万円くらい……」
「マジっすか!?」

その金額は、「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」とテンプレみたいなセリフを思わず言いたくなるような金額です。

どうやら、トランプ氏の悪評に絶対の自信があったらしく、トランプ相場の株価上昇は早晩終わり暴落すると踏んで、ある個別株に対して、いわゆる「ナンピン売り」を数回にわたり繰り返したそうです。

結果、ポジションが大きくなり、相場上昇によるダメージが加速。あと少しで損切りラインとのこと。

あのジョージ・ソロスがトランプ相場で大損したと報道されていましたが、レバレッジをかけた空売りは、短期的な相場の動きが自分の思惑と外れた場合に、受けるダメージが半端ない。

今後、暴落局面もあるだろうし、自分の相場見通しに自信があるのなら空売りするのは別にいい。せめて、レバレッジはかからないようにコントロールした方がいいんじゃないのかな~?と思いました。

でも、彼女がやっていた投資法(個別株を空売りする集中投資)は、私がやっているインデックス投資(世界中のインデックスファンド・ETFを積み立てしてバイ&ホールド)とは正反対の投資法です。

買い時、売り時がわからない私が口出しすべきではないだろうし、仮に口出ししたとしてもきっと伝わらないと思ったので、言葉をぐっと飲み込みました。

ほかに気の利いた言葉をかけることもできず、ちょっと悲しい出来事でした。肉食系アクティブ投資女子に幸あれ。


勤務先に肉食系アクティブ投資家さんがいた話 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)


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Posted by水瀬ケンイチ