バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その2)

水瀬ケンイチ

前回の記事、「2006/11/03 バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その1)」の続きです。


(3)手続きについて

手続きについては、大きく分けて為替の取引とファンドの取引の2種類の手続きに分けられると思います。

まず、為替取引の手続きについて。
I-Shares S&P500 Index Fundが買える楽天証券では、まず、米ドルの買い付けをします。それから、海外ETFの買い付けをするという2ステップになります。
(ちなみに、米ドルMMFから海外ETFを買い付けることもできます)
バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドが買えるマネックス証券では、ファンドの買い付け時に、自動的にドルの買い付けが行なわれる、1ステップです。

楽天証券では、売買に手間がかかる反面、ファンドの取引時期とは別に、ドル円の為替状況に合わせて、為替取引の時期を自分でコントロールできるという意味では、むしろメリットだと思います。
円高と思われる時に、円資金をまとめて米ドルにしておく、というようなことができます。
マネックス証券では、ファンド取引タイミングと為替取引タイミングが、セットになってしまい、事実上、為替取引は運任せという形になります。

したがって、為替取引の手続き面については、乗り換えると「有利」と言えると思います。

次に、ファンド取引の手続きについて。
I-Shares S&P500 Index Fundは、楽天証券の売買手数料が定額31.5ドルと定額のため、まとまった金額、せめて数十万円以上の購入が好ましく、小口の購入に向きません。だから、ドルコスト平均法が使えません。
そこで、外国株式インデックスファンドなどで、月々ドルコスト平均法で積み立てながら、ある程度の金額まで積みあがった段階で売却し、I-Shares S&P500 Index Fundを再購入するという、いわゆる「リレー投資」をする必要があると思います。これだと、売却の度に税金を徴収されてしまうので、投資効率が少し落ちることになります。

それに対し、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドは、マネックス証券で販売手数料なし(ノーロード)なので、5口単位ですが、1万数千円からの小口の購入ができます。これなら、ドルコスト平均法に近いことができます。

したがって、ファンド取引の手続き面については、乗り換えると、「非常に不利」と言えると思います。


(4)税制について

I-Shares S&P500 Index Fundは、米国株式扱い。
バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドは、公募外国株式投資信託扱い。
米国株式扱いと公募外国株式投資信託扱いとネーミングは違いますが、僕たちが払う税金と言う意味では、今のところ(2006年11月3日現在)同じ扱いだと思われます。

<譲渡益の税金>
日本での課税:10%の申告分離課税(2008年1月以降は20%)
米国での課税:なし
<分配金の税金>
日本での課税:10%の源泉徴収課税(2008年4月以降は20%)
米国での課税:日本の課税前に10%の源泉徴収課税(確定申告した場合には、外国税額控除の適用あり)
※税制については、勉強不足なので、間違っていたらご指摘下さい (^^ゞ

I-Shares S&P500 Index Fundも、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドも、確定申告が必要です。さらに、外国税額控除(二重取りされた配当の税金を返してもらう)手続きも毎年必要です。残念ながら、乗り換えても、面倒くささは変わりません。

したがって、税制面では、「乗り換えても変わらない」と言えると思います。

ここでもう一点重要なのは、譲渡益および分配金の税金が2008年以降、20%に上がってしまう(時限措置が元に戻るだけですが…)という点です。
今、僕が保有しているバンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドには、おかげさまで含み益がかなり乗っていますので、影響は甚大です。

したがって、重要な条件として、「乗り換えるなら2007年中までに完了すべき」と言えると思います。

う~ん、いろいろな事情が絡み合って、難しくなってきましたね(笑)。
続きはまた次回。

(次回へ続く)



<ご参考>今回取り上げたネット証券会社は以下から口座開設できます。
(会社名をクリックしてください)
・楽天証券「海外ETF」
・マネックス証券

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Posted by水瀬ケンイチ