【全部入りまとめ記事】低コストインデックスファンド徹底比較 2018年6月末
水瀬ケンイチ
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事で取り上げた資産クラス(日本株式、先進国株式、新興国株式、全世界株式、日本債券)ごとのインデックスファンド比較の図表(2018年6月末時点)を、すべて1本の記事にまとめました。
各資産クラスの高評価なインデックスファンドが一覧できますよ。

<結論>
日本株式クラスは、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が相対的に高評価。

<結論>
先進国株式クラスは、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が相対的に高評価。

<結論>
新興国株式クラスは、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が相対的に高評価。

<結論>
全世界株式クラスは、「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」が相対的に高評価。

<結論>
日本債券クラスは、「eMAXIS Slim 国内債券インデックスが相対的に高評価。
また、現在の0金利により、将来の金利上昇を予想するのであれば、インデックスファンドではありませんが、金利変動によって元本が変動しない「個人向け国債 変動10」を選ぶという方法もアリ。私もそうしています。
***
2018年6月末のデータでのインデックスファンド選びは、上記のインデックスファンドが相対的に高評価でした。
相対的に相対的にとしつこく書くのは、同じカテゴリのインデックスファンドの中で比較すると良いという意味であり、上記のファンドを買ったからといって必ず儲かるということを意味しているわけではないからです。
とはいえ、インデックスファンドは信託報酬や実質コストといった「運用コスト」の影響を強く受けます。運用コストが高いファンドのリターンは悪く、コストが安いファンドのリターンは良い傾向にあります。
ほとんどの資産クラスで、「eMAXIS Slim」シリーズが高評価でした。運用会社が、業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けると表明しているインデックスファンドシリーズで、実際にリターンも良い傾向が見て取れました。
運用会社間の低コスト競争が進み、今やモノによってはETFにまさる低コスト水準になっています。低コスト上位のインデックスファンドは「頂上決戦」の様相を呈しており、現時点ではどれを選んでもあまり変わらない水準だと思います。
そういった低コスト・インデックスファンドでも、時おり、為替や投資先資産の値動きにより運用ミスが発生する可能性がありますので、当ブログでは今後も、定期的にウォッチしていきます。皆さまのインデックスファンド選びのご参考になれば幸いです。
※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。
<ご参考1>
上記の高評価インデックスファンドは、以下のネット証券で購入できます。会社名をクリックで口座開設できます(無料)
・楽天証券
・SBI証券
<ご参考2>
本ブログ記事は、私の著書でおすすめしたインデックスファンドのアップデート情報でもあります。本を読んでいただいた皆さまのご参考になりますように。
- 関連記事
-
-
【まとめ】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末)【全部入り】 2023/10/15
-
【日本債券】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末) 2023/10/14
-
【新興国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末) 2023/10/13
-
【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末) 2023/10/12
-
【日本株式】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末) 2023/10/11
-
【全世界株式】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末) 2023/10/10
-