これはバンガード版「売らずに我慢するテクニック」だ!
水瀬ケンイチ

バンガード・インベストメンツ・ジャパンのWEBサイトに、「市場のボラティリティをどう乗り切るか?」というコラムが掲載されています。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン WEBサイト
2018/11/30 市場のボラティリティをどう乗り切るか?
作者の米国バンガードのジュリー・ヴァータ氏は、1999年のバンガード入社以来、富裕層顧客にファイナンシャルプランニングおよびアドバイザリーサービスを提供してきたそうです。
そのジュリー・ヴァータ氏は「ボラティリティを回避することはできません。ただ、耐え忍ぶことならできます」と断言しています。
人は、売買のタイミングをうまくやればボラティリティ(リスク)を避けることができるのではないかと考えがちです。
実際には、うまくいくこともあればいかないこともあるのが現実だと思います。それどころか、フルインベストメントやレバレッジをかけたタイミング投資で下手を打つと、大ダメージが確定して一発退場になってしまうこともあります。
本当に適切な投資タイミングがわかれば最高なのでしょうが、それができないのであれば、次善の策でバイ&ホールドということになります。※
「バイ&ホールドします!」と言うのは簡単ですが、下落相場でホールドし続けることを実行するのは意外と大変です。人の心はそんなに強くありません。
上記コラムでは、下落相場で耐え忍ぶ方法として、
の3点をあげています。
暴落相場では、気持ちが落ち着かなるのは仕方ないと受け入れても、それを「ファンドを売る」という行動に移しさえしなければよい。そのためにできることは意外にも、シンプルなことでした。
富裕層顧客向けのアドバイザリーであっても、私たち庶民でもできる地に足の着いたものなので、活用しない手はありません。
これは、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー流に言えば、米国バンガード版「売らずに我慢するテクニック」です。
過去の暴落相場のときに自分が試して有効だったコツを集めた「売らずに我慢するテクニックカテゴリ」に加えさせていただき、今後も、事あるごとにかみしめていきたいと思います。
※ もちろん、当ブログがおすすめしているインデックス投資は、投資対象を徹底的に分散をして、個別銘柄リスク(非システマティックリスク)をギリギリまで減らし、市場リスク(システマティックリスク)だけしか負わない形にした上でのバイ&ホールドです。
2018/11/30 市場のボラティリティをどう乗り切るか?
作者の米国バンガードのジュリー・ヴァータ氏は、1999年のバンガード入社以来、富裕層顧客にファイナンシャルプランニングおよびアドバイザリーサービスを提供してきたそうです。
そのジュリー・ヴァータ氏は「ボラティリティを回避することはできません。ただ、耐え忍ぶことならできます」と断言しています。
人は、売買のタイミングをうまくやればボラティリティ(リスク)を避けることができるのではないかと考えがちです。
実際には、うまくいくこともあればいかないこともあるのが現実だと思います。それどころか、フルインベストメントやレバレッジをかけたタイミング投資で下手を打つと、大ダメージが確定して一発退場になってしまうこともあります。
本当に適切な投資タイミングがわかれば最高なのでしょうが、それができないのであれば、次善の策でバイ&ホールドということになります。※
「バイ&ホールドします!」と言うのは簡単ですが、下落相場でホールドし続けることを実行するのは意外と大変です。人の心はそんなに強くありません。
上記コラムでは、下落相場で耐え忍ぶ方法として、
- ボラティリティが自分にどう影響するかを判断する
- 落ち着かない気持ちを受け入れ、気持ちを切り替えようとする。テレビを見たり、子どもとゲームをしたり、面白い本に没頭したりして気分を紛らわせる
- それがうまくいかなかったら、2007年–2009年の低迷から回復した市場の弾力性を信じるのと同じように、自分の理性が勝つことを信じる
の3点をあげています。
暴落相場では、気持ちが落ち着かなるのは仕方ないと受け入れても、それを「ファンドを売る」という行動に移しさえしなければよい。そのためにできることは意外にも、シンプルなことでした。
富裕層顧客向けのアドバイザリーであっても、私たち庶民でもできる地に足の着いたものなので、活用しない手はありません。
これは、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー流に言えば、米国バンガード版「売らずに我慢するテクニック」です。
過去の暴落相場のときに自分が試して有効だったコツを集めた「売らずに我慢するテクニックカテゴリ」に加えさせていただき、今後も、事あるごとにかみしめていきたいと思います。
※ もちろん、当ブログがおすすめしているインデックス投資は、投資対象を徹底的に分散をして、個別銘柄リスク(非システマティックリスク)をギリギリまで減らし、市場リスク(システマティックリスク)だけしか負わない形にした上でのバイ&ホールドです。
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