三菱UFJ国際投信、「eMAXIS Slim」シリーズ4銘柄の信託報酬を引き下げ

水瀬ケンイチ

LOW COST


三菱UFJ国際投信は、「eMAXIS Slim」シリーズ4銘柄の信託報酬を引き下げると発表しました。

インデックスファンドのベンチマークを「配当込み」に変更する(該当記事)と言ったその日に、信託報酬の値下げまでするとは! さては投信ブロガーに晩飯を食わせないつもりですね?(笑)

三菱UFJ国際投信 プレスリリース
2019年04月18日 業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施

上記プレスリリースによると、信託報酬の引き下げを実施するのは以下の4銘柄。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 年0.155%以内 ⇒ 0.140%以内
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 年0.155%以内 ⇒ 0.140%以内
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 年0.170%以内 ⇒ 0.140%以内
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 年0.159%以内 ⇒ 0.140%以内
※信託報酬はいずれも税抜き

信託報酬引き下げは2019年5月14日からとなります。

「eMAXIS Slim」シリーズは、皆さま既にご存知のとおり、「業界最低水準の運用コストをめざし続ける」という方針のもと、他社類似ファンドの運用コストに合わせて運用コストを引き下げてきましたが、「他社類似ファンド』の範囲を、個人型確定拠出年金(iDeCo)にて採用されているファンドに拡大したようです。

これに伴い、今回の4銘柄が信託報酬引き下げになったとのこと。

これでも十二分にありがたいのですが、本当は、税抜きの信託報酬ではなく、税込みの信託報酬で他社類似ファンドに追随してくれるとさらにうれしいかもしれません。

例えば、「雪だるま(全世界株式)」のような海外ETF(信託報酬に消費税がかからない)をマザーファンドとするインデックスファンドの税込み運用コストにも追随してほしい……でも贅沢ですよね。

運用会社同士の健全なコスト競争は、投資家にとってありがたい限りです。

なにはともあれ、三菱UFJ国際投信さん、グッジョブ!!👍

関連記事




投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ