「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「敗者のゲーム」等も対象!Kindleストアで【50%ポイント還元】日本経済新聞出版社 春の大型キャンペーン

水瀬ケンイチ

perfecto-capucine-746362-unsplash-800.jpg

現在、Kindleストアで、「【50%ポイント還元】日本経済新聞出版社 春の大型キャンペーン」が実施中です。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)や「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)をはじめ、インデックス投資家必見の名著が、50%ポイント還元でお得に購入できます。

いくつかピックアップしてみたいと思います。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
バートン・マルキール
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 2,754

まずは、「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)です。

言わずと知れたインデックス投資のバイブルです。個人投資家のための投資ガイドで、世界中で40年以上読み続けられているのに、今なお色褪せない投資の基本書です。

『個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買って、じっと待っているほうが、はるかによい結果を生む』

じゃあ、普通の投資信託なんていらないじゃん?
そのとおり!
じゃあ、個々の企業分析なんていらないじゃん?
そのとおり!!
じゃあ、経済動向を予測する必要なんてないじゃん?
そのとおり!!!

信じられないかもしれませんが、それをデータ・理論・歴史など多方面から証明しているのがこの本です。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」の当ブログの書評はこちら



敗者のゲーム〈原著第6版〉
チャールズ・エリス
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 5,420

次は、「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)です。こちらも、インデックス投資のバイブルの双璧をなす本です。

「市場に勝つ」ことが難しくなった現在、投資で勝ち続ける方法とは何か? すべての投資家に向けたメッセージとして時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブル。これでもかこれでもかとインデックスファンドの優位性がデータと理屈で書かれています。投資の格言もたくさんです。

上記の「ウォール街のランダム・ウォーカー」よりも厚くなく、内容が端的なので読みやすいという投資家も多いです。

ランダム・ウォーカーがインデックス投資以外の投資法(どうしても個別株投資したい人向け)も提案しているのに対して、本書は、よりインデックス投資にフォーカスした内容になっています。

「敗者のゲーム」の当ブログでの書評はこちら



チャールズ・エリスのインデックス投資入門
チャールズ・エリス
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 303,885

次は、「チャールズ・エリスのインデックス投資入門」(チャールズ・エリス著)です。前出の「敗者のゲーム」著者のチャールズ・エリス氏が、インデックス投資の有用性を初心者向けに新たに書いた本です。

特徴としては、エリス氏自身が「アクティブ運用信者」からインデックス投資へ「宗旨替え」する自分語りが盛り込まれているところです。自分も最初はアクティブ運用をしていたものの、まもなくインデックス投資に大きくかじを切ったクチなので、勝手に親近感(レベルが違うので失礼な話ですが)を抱きました。

厚さも価格も手頃ですぐに読めると思います。



投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント
バートン・マルキール チャールズ・エリス
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 33,042

次は、「投資の大原則」(バートン・マルキール、チャールズ・エリス著)です。これまた前出のバートン・マルキール氏とチャールズ・エリス氏の2人のカリスマがタッグを組んで書いたインデックス投資本です。

本書では「Keep it Simple」を合言葉に、その投資手法をKISS Investingと名づけ、5つのルールをあげている。

-できるだけ若い時から計画的に貯蓄に励む
-政府や企業の貯蓄優遇や課税軽減制度を最大限に活用する
-インデックスファンドで広範な分散投資を図る
-リバランスを通じて資産配分を守り続ける
-市場価格の変動に惑わされない

このシンプルな投資を実践するための手順を様々な事例やエピソード、最新のデータを駆使して解説する。

Amazonの内容紹介からでした。



そこ、ハッキリ答えてください! 「お金」の考え方 このままでいいのか心配です。
山崎元 岩城みずほ
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 356,058

次は、「そこ、ハッキリ答えてください! 「お金」の考え方 このままでいいのか心配です。」(山崎元、岩城みずほ著)です。

インデックス投資家さんであれば言わずと知れた山崎元氏と、女性FP岩城みずほ氏が、投資以外のことも含めて、人生とお金の諸問題(結婚、教育、住宅ローン、転職、起業、老後の生活など)をビシバシ斬っていきます。

お二人とも、歯に衣着せぬ物言いで痛快。恋愛ネタもあったりして、内容がどんどん頭に入ってきます。



人生100年時代の年金戦略
田村 正之
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 11,844

次は、「人生100年時代の年金戦略」(田村正之著)です。

本書は日本経済新聞社編集委員兼紙面解説委員で、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)でもある田村正之氏が、公的年金を徹底的に調べ上げて至れり尽くせりで解説してくれる「ザ・年金本」でした。

投資本ではありませんが、年金の運用には投資信託による運用をする部分あるので、インデックス投資との親和性がとても高いです。年金については、私自身、初めて知ることがたくさんあり、手元に置いておきたい一冊となりました。

新聞を含むマスコミが公的年金を叩きすぎてきたせいで、国民に公的年金の悪いイメージだけがついてしまい、田村氏はそこを懺悔する気持ちをもって、その真の価値を消費者が知ってフル活用することが、最大の老後対策になることを消費者に伝えたかったのではないか。

本書の至れり尽くせり感から、そのように思えてなりません。

また、ちょっと前に発売されたばかりの本なのに、キャンペーン対象になっていてありがたいですね。

当ブログでの「人生100年時代の年金戦略」の書評はこちら



“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資
日本経済新聞出版社 (2019-01-28)
売り上げランキング: 5,959

次は、「“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資」(田村正之著)です。田村氏の本が続きます。本書は、「つみたてNISA」「iDeCo」など非課税で資産運用ができる制度に特化した投資本です。

通り一遍の制度の解説ではなく、制度を使いこなすための方法や、応用編の突っ込んだ解説が満載です。たとえば、一般NISAとつみたてNISAの(ある時期に投資可能な非課税額ではなく)累計非課税枠はどちらが多いか、損失状態の時にはロールオーバーすべきか否かなど、実践的な解説がありがたいです。

「つみたてNISA」と「iDeCo」を組み合わせれば、それなりの金額を投資することができますが、非課税の投資枠をはみ出してしまった資金があっても、本書で説明されているインデックス投資は課税口座でもそのまま応用できるので安心です。

日本人が日本人向けに日本の制度を解説した本なので、前出の外国人著者の本よりもスッと頭に入ってきますね。



老後貧乏にならないためのお金の法則
田村 正之
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 180,899

次は、「老後貧乏にならないためのお金の法則」(田村正之著)です。本書は、日本経済新聞の「良心」と言われるマネー専門記者だから書ける中立のアドバイスです。

医療・保険、住宅、年金、相続などの「老後のお金」のツボを、女子大生ハナちゃんと老後博士の2人の対話形式で、やさしく解説してくれます。

本書が出た頃、老後貧乏とか老後破綻といったタイトルの本が書店にあふれていました(不安を煽る本は売れるらしいです)。そして、「不安を煽るような言葉で老後不安をあおってケシカラン!」という意見が世間にありました。

たしかに当時は不安を煽るだけで中身のない本や、不安を煽って、手数料が高い商品や、本来不要な商品に誘導する本があったことを私も知っています。

しかし、本書は違いました。むしろ、今ある保険や年金の制度をフル活用して、手数料無料、非課税の運用方法でじっくり備えましょうという良心的なアドバイスになっています。



投資の鉄人 日経プレミアシリーズ
岡本 和久 大江 英樹 馬渕 治好 竹川 美奈子
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 186,531

次は、「投資の鉄人」(岡本和久・大江英樹・馬渕治好・竹川美奈子著)です。

最近の投資本は、結論が「インデックスファンドに投資しなさい。以上」でみんな同じような論調になりがちなところがあります(スタンダードな投資法なので、それが悪いことだとは思いませんが)。

本書は上記のように4人の著者によって書かれていますが、それぞれの得意分野に特化した切り口で、投資について書かれています。

インデックス投資について直接書かれているのは竹川氏の第3章で、それ以外は、インデックス投資に限らず投資に臨む上で知っておいたほうがよい世の中の仕組み、歴史、心構えなどについて幅広く書かれています。

各著者の著書はそれぞれ何冊か読んでいますし、当ブログでも書評を取り上げたものもいくつもあります。本書はその各著書の投資エッセンスが効率よく学べる点で価値が高いと思います。

さらに、各章の章末には著者全員による座談会模様が収録されており、各章のテーマについて4人全員の意見もあわせて読むことができます。これにより、「共著といいつつ著者ごとにバラバラのことを言いっ放し」というありがちな構成がうまく回避されています。

ひと粒で四度おいしい、お得感が高い1冊です。

「投資の鉄人」の当ブログでの書評はこちら



投資賢者の心理学 ―行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」
大江 英樹
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 68,817

次は、「投資賢者の心理学 ―行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」」(大江英樹著)です。

本書は、投資家全般に共通する「心のクセ」を、行動経済学の観点から解説しています。著者の大江英樹氏が日経電子版で連載していた同名の人気コラムがもととなっています。当ブログでも引用させていただいたことがあります。

行動経済学は人間なら誰にでも当てはまる内容です。大江氏は野村證券で38年間勤務した証券マンであり、顧客だけでなく証券マン自身も同じ場面で同じ間違いを犯してしてしまうのを見て、不思議だったといいます。その理由が、まさに行動経済学だったといいます。

本書は他の行動経済学本とは少し違います。たとえば、学者の本では、「AケースとBケース、あなたならどちらを選ぶ?」という定番クイズからの「○○という行動は、行動経済学の△△で説明できる」というウンチクを語って終わりがちです。

しかし、本書は実際の日本の証券市場や金融商品を例にして、「では投資家はどうすればいいのか」という解決策まで書かれています。

どんな商品を選ぶとよいのか、どんな商品を避ければよいのか、どんな方法で投資すればよいのか、どんな方法を避ければよいのかなど、「心の落とし穴」にハマらないための具体的方法は、自分の投資の役に立ちそうです。

「投資賢者の心理学 ―行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」」の当ブログでの書評はこちら



ETF投資入門 (日経文庫)
カン・チュンド
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 102,226

次は、「ETF投資入門」(カン・チュンド著)です。タイトルのとおり、ETFに特化した入門書です。

ETFの説明の中で、長期・分散・低コストなど投資の要諦をうまく織り交ぜてあります。また、ETFのメリットだけでなくデメリットもきちんと明示してあり、その上でどのように資産運用に活用していけばよいか丁寧に解説してあります。

著者ご本人も認められている通り、Eテレ(NHK教育テレビ)の番組ように真面目に、でもわかりやすく書かれています。

圧巻の8つのおすすめポートフォリオは、これから投資をはじめようというかたには参考になるはずです。

本筋のところは、今でも通用する内容になっていますが、ただ、やはり少し古い本なので、紹介されている商品や制度も少し古くなっています。ネット等で情報のアップデートを確認することが必要かもしれません。


最後の2冊は投資本ではなく保険本です。

生命保険は「入るほど損」?!
後田 亨
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 144,374

まずは、「生命保険は「入るほど損」?!」(後田亨著)です。

保険のプロ、後田亨氏の保険の主張にアクチュアリー(保険数理士)のお墨付きがついた「集大成」という感じでした。

保険会社の人たちは自社の売れ筋保険ではなく、シンプルな団体保険を愛用していること、個人年金保険は損する期間が長過ぎること、まずは国や勤務先の保障を確認するのがよいなどなど、本書の主張は今までの後田氏の著書とかぶる部分は多いです。

しかしながら、本書においては、後田氏の「個人の考え」から、アクチュアリーが認める「保険の原則」に格上げされた感があります。

保険は、他の金融商品である投資信託等に比べると情報開示が遅れていて、運用コストのデータがほとんど開示されていません。そこで、数少ない周辺データや、保険代理店の方々の証言をもとに、運用コストを推計するのですが、アクチュアリーの協力によって、その根拠がより強化されています。

その結果、真に検討に値する保険は、3本しかないという結論になっています。それが何かは読んでのお楽しみです。

「生命保険は「入るほど損」?!」の当ブログでの書評はこちら



保険会社が知られたくない生保の話 日経プレミアシリーズ
後田 亨
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 25,477

最後は、「保険会社が知られたくない生保の話」(後田亨著)です。

本書は、日経電子版で後田氏が毎週連載していたコラムの総集編+アルファ(特にアルファが大事)です。

人生において、不動産の次に大きな買い物とも言われる保険ですから、無用な保険料が削減できれば、その影響は数百万円レベルになることもありえるようです。

本書では、事例として保険販売員から顧客への説明文を取り上げ、それに対して筆者が疑問を呈する、というスタイルが多いです。

でも、私のように保険のことをよく知らない人にとっては、保険販売員の説明文を読んだ時点では、正直、「いいじゃん!」と思ってしまうでしょう。その後に筆者が投げかける疑問を読んで初めて、「ああ、そんなカラクリがあったのか」と気付かされます。

個人的にいちばん目からウロコだったのは、いま払い込む保険料と将来受け取る保険金の損得についての保険販売員の説明は、(投資ではポピュラーな)「割引現在価値」の考え方がすっぽり抜け落ちているという指摘です。これがどういうことかは、本書を読んでいただきたいと思います。

他にも、保険ならではの「えっそうなの!?」と驚くような、保険の裏話がたくさん掲載されています。

「保険会社が知られたくない生保の話」の当ブログの書評はこちら


***


以上、自分で読んだことがあり、内容がよかったものをピックアップしました。他にもあるかもしれないので、興味がある本を探してみてください。

最後に、「【50%ポイント還元】日本経済新聞出版社 春の大型キャンペーン」は Kindle 版が対象です。紙の単行本は対象ではありませんので、ご購入の際には Kindle 版であることと、付与ポイントが50%になっているかをご確認くださいね。

そして、キャンペーン期間は、2019年4月25日(木)までと短めです。これはと思う本があれば、早めにポチした方がいいと思います。

それではよき春の読書ライフを。


P.S
最近は読書のBGMとして、音楽ではなく、川のせせらぎや虫の声を、Amazon ミュージックのプレイリストでずっと流しています。落ちつくし、読書の邪魔をしないのでおすすめです。


<追記> 2019/04/26 0:00
「【50%ポイント還元】日本経済新聞出版社 春の大型キャンペーン」は終了しました。このようなお得なキャンペーンがありましたら、またブログで取り上げたいと思います。


関連記事




投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ