国内ETF「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(銘柄コード1550)が信託報酬引き下げを含む変更!

水瀬ケンイチ

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三菱UFJ国際投信は、国内ETF「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(銘柄コード1550)の信託報酬引き下げを含む変更を行うと発表しました。

変更の内容は以下のとおり。

(1) 投資家様の利益に資するための投資信託約款の変更

 ①ファンド・オブ・ファンズ方式からファミリーファンド方式への変更
  ・信託報酬 年0.25%程度 → 0.15%以内
  ・二重課税調整措置(分配金に対する外国税額控除)

 ②設定・解約の申込に係る受付日の翌営業日から当日への変更、申込不可日の削減
  ・申込の翌営業日 → 申込の当日
  ※これは機関投資家等が対象の話で、私たち個人投資家には関係ないと思います。

(2) その他、ベンチマーク名称の表記変更等の記載整備
 ・MSCI Kokusai Index (MSCIコクサイ インデックス) → MSCIコクサイ・インデックス
 ※表記を変更するだけであり、ベンチマークの変更ではありません。

2019年12月9日から変更になるとのこと。

信託報酬引き下げ後の先進国株式クラスのライバルETFと比較すると……

1550 MAXIS 海外株ETF (信託報酬 年0.25% → 0.15%)
2513 NEXT FUNDS 外国株式(為替ヘッジなし) (信託報酬 年0.17%)
1657 iシェアーズ・コア MSCI 先進国株 (信託報酬 年0.19%)
1680 日興 上場MSCIコクサイ株 (信託報酬 年0.24%)

となり、1550がクラス最安値のETFとなりました。

個人投資家にとって、ETFの信託報酬の引き下げは大歓迎です。ETFでは久々じゃないですかね。

最近はインデックスファンドの低コスト化に押され気味の国内ETFですが、すでに個別株投資をメインでやっているかたや、分配金を再投資するのではなく「現金で受け取り使っていきたい」というかたは、インデックスファンドよりもETFで国際分散投資した方がなじみやすいでしょう。

ただ、国内ETFは、実際に売買できる市場価格と基準価額に大きな乖離がある場合があります。当ブログでは、上記1550を含め、乖離を長年ウォッチしているブログ記事を定期的に更新していますので、ご参考になさってください。

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Posted by水瀬ケンイチ