【追記あり・SBI証券も】松井証券・楽天証券・マネックス証券、投資信託の購入時手数料を無料化

水瀬ケンイチ

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松井証券は2019年12月9日から、楽天証券は2019年12月16日から、投資信託の購入時手数料(販売手数料)を無料化すると発表しました。

また、マネックス証券は2020年1月から、投資信託の購入時手数料を全額キャッシュバックすると発表しました。こちらは完全な無料化ではありませんが、実質無料化です。

松井証券 ニュースリリース
2019/12/02 投資信託の購入時手数料を完全無料化します

楽天証券 プレスリリース
2019/12/03 すべての投信買付手数料を無料化

マネックス証券 プレスリリース
2019/12/03 投資信託の購入時申込手数料を実質無料化


ここへきて、大手ネット証券各社に、投資信託の購入時手数料無料化の波が押し寄せています。こうなると、ネット証券大手のSBI証券も追随しないわけにはいかなそうです。

<追記> 2019/12/04 8:00
日本経済新聞によると、SBI証券は12月16日から投資信託の購入時手数料を無料にすると報道されています。(現時点で、公式発表はまだのようですが)


インデックスファンドはとっくに購入時手数料ゼロ(ノーロード)が当たり前の時代になっていましたが、アクティブファンドは購入時手数料がかかるものがあったので、朗報というかたも多いはず。

今後、購入時手数料を取る証券会社や銀行は、その手数料見合いの「付加価値」を求められるようになるでしょう。

金融機関が投資家に投資信託を販売して購入時手数料を稼ぎ、しばらくしたら新商品に乗り換えさせてまた購入時手数料を取り、しばらくしたら新商品に乗り換えさせて……と何度も何度も購入時手数料をむしり取る日本の投資信託業界の悪しき伝統「回転売買」。これはもうなくなっていくといいなと思います。

<ご参考>
知っておくべき日本の投資信託の黒歴史 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
続・知っておくべき日本の投資信託の黒歴史 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

金融機関が投資信託で手数料を漫然と取る時代は終わり、手数料見合いの付加価値やサービスが提供される時代になってほしいです。

投資家側も金融機関のおすすめ投資信託を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて選ばなきゃね。

投資家に購入時手数料無料という選択肢を作ってくれた松井証券さん、楽天証券さん、マネックス証券さん、グッジョブ!👍


楽天証券


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Posted by水瀬ケンイチ