松井証券に追随して、すかさずSBI証券も1日の約定代金50万円までの株式取引手数料を無料化

水瀬ケンイチ

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2019年12月9日に松井証券が、国内株式について1日の約定代金50万円までの株式取引手数料を無料とすると発表しました。すると同日、すかさずSBI証券も追随して、1日の約定代金50万円までの株式取引手数料を無料とすると発表しました。

松井証券 ニュースリリース 2019/12/09
株式取引の手数料無料枠を拡大します ~現物取引・信用取引の手数料が1日の取引金額50万円まで無料に!~ | 松井証券

SBI証券 プレスリリース 2019/12/09
SBI証券、株式委託手数料の無料化の範囲拡大のお知らせ ~2019年12月23日(月)から、現物・信用取引ともに、株式委託手数料(アクティブプラン)の1日の約定代金合計額「10万円まで無料」を「50万円まで無料」に拡大~


国内株式の株式取引手数料の大幅値下げなので、国内株式の個々の企業株に投資する方にとっても朗報なのですが、私たちインデックス投資家にとっても朗報です。

1日50万円まで取引手数料無料であれば、国際分散投資のコアになる「国内ETF」の投資時にも、大半が株式取引手数料無料でカバーできるからです。

最近は投資信託であるインデックスファンドの低コスト化に押され気味の国内ETFですが、すでに個別株投資をメインでやっているかたや、分配金を再投資するのではなく「現金で受け取り使っていきたい」というかたは、インデックスファンドよりもETFで国際分散投資した方がなじみやすいでしょう。

国際分散投資に使う国内ETFは「市場価格と基準価額の乖離」が長らく気になっていましたが、長年ウォッチしているなかでようやく、「マーケットメイク制度対象銘柄」であれば、あまり乖離は気にすることなく安心して投資ができるとという確信めいたものができつつあります。

先進国株式クラスであれば、「iシェアーズ・コア MSCI 先進国株」(銘柄コード1657)、「NEXT FUNDS 外国株式(為替ヘッジなし)」(銘柄コード2513)が目下のところおすすめです。

新興国株式クラスであれば、「NEXT FUNDS 新興国株式(為替ヘッジなし)」(銘柄コード2520)、「iシェアーズ・コア MSCI 新興国株」(銘柄コード1658)が目下のところおすすめです。

国内株式クラス(TOPIXなど)は、ほとんど乖離がないので、気にすることなくどの銘柄でもお好きなのをどうぞ。

いずれにしても、松井証券とSBI証券は、買購入時も売却時も株式取引手数料無料とのことなので、積み立て時も将来の取り崩し時も、売買コストと利便性が向上しました。

松井証券さん、SBI証券さん、グッジョブ!👍


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Posted by水瀬ケンイチ