我慢が仕事 その1
水瀬ケンイチ
インデックスファンド投資家がしなくてはいけない仕事について。
企業へ投資する場合、当然、その企業のことを調べる作業が発生すると思います。その企業が今後よくなっていくのか、悪くなっていくのか、よくよく選ばないと、最悪、倒産してしまい投資資金がパーなってしまいます。
ファンダメンタル的な観点から、財務や事業内容等を調べる人もいるでしょうし、テクニカル的観点から、チャートや出来高を調べる人もいるでしょう。
昨日、本屋に行きましたが、「デイトレでなんとか」「チャートなんとか」という、テクニカル分析派の本が、明らかに多かったですね。きっとそっちの方が売れるんでしょう。
パラパラめくってみましたが、覚えること、チェックすべきこと、やらなくてはいけない作業が数多く書かれていました。
いずれにしても、手がかかることです。
一方、インデックスファンドへの投資なら、特に調べるものはありません。なにせ、投資対象は指数=市場全体であり、市場全体は、資本主義経済の原理によって、上下しながらも、全体的にゆっくりと上昇して行く傾向にあるのですから。
この辺の理論にご興味のある方、「上がるか下がるかは五分五分では?」と疑われる方は、「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)、「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)等の本をご参照ください。いずれ、このブログでも「読書」カテゴリー等で紹介していくつもりです。
私は、インデックス投資家がしなくてはいけない仕事は、「ずっとファンドを持っていること」、もう少し泥臭く言えば、
「ファンドを売りたくなった時に我慢すること」
に尽きるのではないかと考えています。
「何だ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、やってみると、これがまた難しいんですよ…。
(次回へ続く)
企業へ投資する場合、当然、その企業のことを調べる作業が発生すると思います。その企業が今後よくなっていくのか、悪くなっていくのか、よくよく選ばないと、最悪、倒産してしまい投資資金がパーなってしまいます。
ファンダメンタル的な観点から、財務や事業内容等を調べる人もいるでしょうし、テクニカル的観点から、チャートや出来高を調べる人もいるでしょう。
昨日、本屋に行きましたが、「デイトレでなんとか」「チャートなんとか」という、テクニカル分析派の本が、明らかに多かったですね。きっとそっちの方が売れるんでしょう。
パラパラめくってみましたが、覚えること、チェックすべきこと、やらなくてはいけない作業が数多く書かれていました。
いずれにしても、手がかかることです。
一方、インデックスファンドへの投資なら、特に調べるものはありません。なにせ、投資対象は指数=市場全体であり、市場全体は、資本主義経済の原理によって、上下しながらも、全体的にゆっくりと上昇して行く傾向にあるのですから。
この辺の理論にご興味のある方、「上がるか下がるかは五分五分では?」と疑われる方は、「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)、「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)等の本をご参照ください。いずれ、このブログでも「読書」カテゴリー等で紹介していくつもりです。
私は、インデックス投資家がしなくてはいけない仕事は、「ずっとファンドを持っていること」、もう少し泥臭く言えば、
「ファンドを売りたくなった時に我慢すること」
に尽きるのではないかと考えています。
「何だ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、やってみると、これがまた難しいんですよ…。
(次回へ続く)
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