2020年12月末の資産配分(アセットアロケーション)と主な投資商品、今後の投資方針

水瀬ケンイチ

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毎年2回、6月末と12月末に資産配分(アセットアロケーション)の把握をしています。

正月に2020年12月末の資産配分を確認しました。直近1年間に「コロナショック」の株価暴落とその後の急回復がありました。果たしてどうなっているのでしょうか。

資産配分(アセットアロケーション)

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日本株式 5.3%
先進国株式 57.3%
新興国株式 9.9%
REIT(国内外) 1.9%
外国債券 2.1%
日本債券 23.6%

半年前と比べると、債券クラスが3%ほど小さくなっていて、そのぶん株式クラスが大きくなっています。コロナショックの株価暴落があったものの、その後の急回復で逆に株式クラスが少し伸びました。

債券クラスが約26%となり、目標の30%から約4%下回っています。今年はどこかでリバランス予定です。

有効フロンティアは厳密に追い求めておらず、期待リターンとリスクをざっくりと把握しています。たいしたアセットアロケーションではないので、マネしない方がよろしいかと思います。

なお、山崎元氏と私の以前の共著「全面改訂 ほったらかし投資術」で山崎氏が提示したシンプルな資産配分と異なりますが、株式部分の期待リターンとリスクの水準はあまり変わりません(考え方は過去記事参照)。


2020年12月末時点の主な投資商品


■日本株式
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の日本株式部分
・日本株式インデックスe
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) ←積み立て中

■先進国株式
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の先進国株式部分
・iShares Core S&P 500 ETF (IVV)
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
・たわらノーロード 先進国株式
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス ←積み立て中

■新興国株式
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の新興国株式部分
・Vanguard Emerging Markets ETF (VWO)
・野村インデックスファンド・新興国株式
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ←積み立て中

■日本債券
・個人向け国債 変動10年 ←積み立て中

■外国債券
・GS米ドルMMF(海外ETFの分配金の一時留保)

上記以外にも細かい投資商品があったりなかったりしますが、主なものは以上です。

積み立て用のインデックスファンドは、引き続き、eMAXIS Slim シリーズ(国内株式、先進国株、新興国株)に揃えています。

読者のかたから、「なぜ、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)1本にしないのか?」という質問を時おりいただきます。理由は、上記資産配分をご覧いただいたとおり、世界の株式時価総額比率よりも新興国株式にちょこっとウェイトをかけているのと、これ以上インデックスファンドの銘柄数を増やすのが面倒くさいからです。

長年、コスト最安値のインデックスファンドを追い求めていると、どうしても保有銘柄数が増えていくのが自然です。管理が面倒くさくなるので、下げ相場を利用して銘柄数を少しずつ整理しています。

<関連記事>
2020/11/15 インデックス投資家にとって「損出し」は旧世代ファンドの整理に使うもの - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

もし、私がこれから資産運用を始めるのであれば、株式クラスはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)1本にするかもしれません。たらればをいってもしかたがないのですが。

以前はコア&サテライト戦略のサテライト部分として、少額のアクティブファンドも保有していましたが、現在はない状態が続いています。かわりとなる候補商品はいくつかあり、ウォッチしていますが、投資するには至っていません。

今後の投資方針


今まで同様、アセットアロケーションの把握は年2回(その際大きく変化してたらリバランス)、モニタリングと積み立て投資は月1回行ないます。低コスト、かつ、よく分散されたポートフォリオを、バイ&ホールドします。

今後、大きな下げ相場が来るかもしれませんが、ポートフォリオのリスクを、自分のリスク許容度の範囲内におさめることを重視し、投資自体にはあまり手間と時間をかけません。

のんびりいきます。それではまた半年後に。


<ご参考その1>
上記商品は、以下のネット証券で購入しました。会社名をクリックすると口座開設(無料)できます。
楽天証券
SBI証券

<ご参考その2>
過去15年間のインデックス投資実践記を掲載した私の初の単著「お金は寝かせて増やしなさい」もぜひ読んでみてください。(こちらには実際の投資金額も掲載しています)


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任です。ご自身のリスク許容度の範囲内で。

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Posted by水瀬ケンイチ