売りたくなったら見る言葉「悲観は気分で楽観は意志だ」
水瀬ケンイチ
私の投資スタイルは、世界中に分散したインデックスファンドを積み立て投資して長期保有するバイ&ホールド戦略です。
この戦略をとる投資家のいちばん大事な仕事は、企業分析やマクロ経済分析などではなく、単に、「ファンドを売りたくなった時に我慢すること」だと考えています。しかし、実際にやってみるとこれが非常に難しい。市場には上げても下げてもファンドを売りたくなるさまざまな誘惑が満ちています。そんな時は、「売りたくなったら見る言葉」をくり返しかみしめます。
フランスの哲学者アランは「悲観は気分で楽観は意志だ」と言った。悲観が社会にまん延すると景気は落ち込み、経済は停滞するが、それを克服してより良い社会を目指そうと行動するのは、人間の意志なのだ。意志が人類を社会の発展に向けたたゆまぬ営みへと導いて、成長へとつながっていく。長期投資家はこの普遍の真理を確信して自らのお金を経済活動に働きに出す、意志の具現者でもあるのだよ。(中野晴啓)
気分?意志?長期投資家の神髄は楽観: 日本経済新聞 より
つい弱気になったときには、売らずに我慢するテクニック集でもどうぞ。
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※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。
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