「つみたてNISA」のさらなる浸透には「長期・分散・低コスト」の成功事例の積み上げが必要

水瀬ケンイチ

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「つみたてNISA」の口座数、買付額ともに前年比で大幅な増加が続いているとのこと。


つみたてNISAは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。

個人的には、投資の入門にピッタリな制度だと思いますし、ベテラン投資家でも資産の一部を非課税で運用できる見逃せない機会だと思います。

とはいえ、増えたといっても、つみたてNISAの300万口座というのは、一般NISAの1200万口座と比べると全然少ないし、日本の労働力人口6800万人と比べると1割にも満たないという数字だと思います。

日本は欧米に比べて家計金融資産が預貯金に偏重しているといわれています。米国では株式・投信の割合が49%、英国では40%となっているところ、日本では19%と半分以下しかありません。そのせいで、日本は過去数十年にわたり、金融資産の上昇の恩恵に預かれない状況が続いています。


つみたてNISAの制度が、もっと日本の人々に認知され、投資をはじめてみようというかたが増えていったらいいなと思います。もちろん、欧米人と同様に、リターンだけでなくリスクもあることを理解した上で、長期的にリターンを得ようとするスタンスとともに拡大していってほしいと思います。

金融機関主導の個別株や先物の短期売買による「切った張った」の半丁博打のようなイメージとは、そろそろ決別する時期に来ているのではないかと私は思います。ゆったりとした「長期・分散・低コスト」の投資が日本にももっと浸透するといいなと思います。

そのためには、かつて金融機関に邪魔され続けてきた、世界中に分散された低コストなインデックスファンドへの長期分散投資、いわゆる「長期・分散・低コスト」の成功事例の積み上げが必要だと思います。

最近になって、ようやく個人投資家の「長期・分散・低コスト」の投資成功事例がぼちぼち出てきています。私自身もささやかな成功事例をお示しできたらいいなと思います。

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Posted by水瀬ケンイチ