夕刊フジにピケティの「r>g」とインデックスファンドのすすめが

水瀬ケンイチ

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夕刊フジの公式サイト「zakzak」にキラリと光る良記事が掲載されていたので取り上げます。

【経済快説】サラリーマンは手取りの2割を投資へ リスク考慮し「インデックスファンド」

アマゾン・コム創業者のジェフ・ベゾス氏など、世界の富豪番付の上位に名を連ねる米国の経営者が税制を巧みに利用して所得税をほとんど払っていないことが暴露された。米国…


詳しくは上記記事を御覧いただきたいのですが、むりやりまとめると、フランス人経済学者トマ・ピケティ氏が資本への投資収益率(r)が賃金上昇率などにつながる経済成長率(g)よりも大きい「r>g」を指摘したとおり、私たちも「資本家比率」を高めるためには、手取り所得の2~3割を国内外の株式のインデックスファンドへの投資に回すとよいというもの。

短い記事ですが、理屈が骨太で対応策が具体的なので「おっ」と思ったら、執筆者が山崎元氏でした。なるほどと合点がいきいました。

サラリーマンとして雇われ、偉くなって給与をもらい続けるということに全精力を向けることは素晴らしいことである一方、理屈では効率が悪いと証明されているのです。

「金持ち父さん貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著)等の自己啓発本では、資本家になるためには、不動産投資家になれとすすめるものが多い印象ですが、もっと簡単かつ本業の仕事と両立できるのが、国内外の株式インデックスファンドへの積み立て投資(インデックス投資)です。

人は一生雇われサラリーマンはできず、定年退職なのか早期退職なのかは別として、いずれかの時期に退職して、単なる一個人に戻る時が来ます。その時に、収入を得る手段がまったくないのと、投資家として収入を得る手段があるのとでは、大きな差になると思います。

できることなら、サラリーマン時代から給与と投資以外にも、副業でいくばくかの副収入を得ることができるようにしておくと心強いと思います。労働者として、資本家として、起業家として、収入は複線化しておくことが将来にわたる安心につながります。いざという時に国があまり頼りにならないのは、このコロナ禍の国の対応を見ればわかると思います。

ピケティの主張とインデックス投資については、6年前のブログ記事ですが、以下に書いていますので、ご興味がありましたらご覧ください。

ピケティの教えのメリットをもっとも簡単に享受する方法

トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」がベストセラーになって以来、テレビでも取り上げられ、今や右も左も「ピケティ」という感じです。なんでも、資本収益率(r)と経済成長率(g)の関係において、「r>g」 であることを明らかにしたとか。具体的には、「資産によって得られる富の方が、労働によって得られる富よりも速く蓄積されやすいため、資産金額で見たときに上位10%、1%といった位置にいる人のほうがより裕福になりやすく...

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Posted by水瀬ケンイチ