「FIRE」についての山崎元氏のコラムと「インデックス投資ナイト2021」でのこと
水瀬ケンイチ
トウシルの山崎元氏のコラムです。コラム冒頭の「オンライン配信で開催されたある投資家の集まり」というのは、ほぼ間違いなく7/3に開催された「インデックス投資ナイト2021 スピンオフ企画」の第3部メイン座談会「インデックス投資のゴールはどこにあるのか? ~FIREについて語り尽くす~」のことだと思われます。
「FIRE」について考える7つの論点 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
最近、投資に関心のある人から「FIRE」という言葉を聞く機会が増えている。FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、早期リタイアを達成できるような金融的独立性を確立す…
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字の略で、経済的独立と早期リタイアのことを指しています。
詳しくは上記コラムをご覧いただきたいのですが、イベント当日に司会のカン・チュンド氏から出演者に投げかけられた以下の質問に対する山崎氏の回答となっています。
【論点1】率直に言って、FIREにどのような印象を持っていますか?
【論点2】なぜ、今、FIREが流行るのでしょうか?
【論点3】人は経済的自立の達成によって、心持ちが変わりますか?
【論点4】どのくらいの資産があれば経済的自立を達成したと言えるのでしょうか?
【論点5】FIREを達成するには何年かかるのでしょうか?
【論点6】FIRE達成後の資産の取崩とインカム収入をどう考えたらいいでしょうか?
【論点7】FIREを目指すことの問題点は何でしょうか?
回答はぜひ上記コラムをお読みいただきたいと思います。
しかしながら、私水瀬ケンイチとしては、誰がなんと言おうと、早期リタイアを含むFIREを実現したい。
そもそも、20年近く行っている投資の目的も、「早期リタイアしてある分野で思う存分社会貢献すること」と言い続けています。ブログのプロフィールにもずっとそう書いています。私にはサラリーマンをやりながらではできないやりたいことがあり、そのために早期リタイアする必要があり、そのための方法のひとつとして投資をしているわけです。もちろん、本業にも励んでいます。
このあたりの個人的な思いは、世間の一般常識とも違うし、教科書的な人生目標でもないため、ここで詳しく書いて反論することはしません。
でも、私は誰がなんと言おうと、早期リタイアを含むFIREを実現するべく、努力と工夫をしながら暮らしています。限られた人生において、どこで頑張るか、どこで活躍するか、どこでリタイアするか、どこで折り合いをつけるか、といったライフプランに正解はないはずです。
そもそも、「インデックス投資ナイト2021 スピンオフ企画」の第3部メイン座談会の企画側としては「正解」を求める企画ではなく、一回きりの自分をどう生きるか、FIRE実践者あるいはFIREに近い成功者など、いろいろな方々に考え方を聞いてみようというのが趣旨の企画でした。
当日の流れとして、出演者たちからFIREの「FI」(経済的独立)部分は大いに目指すべきだが、「RE」(早期リタイア)部分は慎重にという意見が大勢を占めました。なるほど、そりゃそうですよね。しかし、当日私は裏方のお仕事をしつつツイキャス配信でFIRE慎重論が続出しているのを見て、思わずチャットでこう投稿してしましました。
「ぐぬぬ…“FIREしたい”勢として乱入したい」
馬鹿野郎と言われると思いますが、偽らざる気持ちでした。ただ、チャットでは「FIRE賛成派を」「乱入希望」というコメントをいただいたことを付記させていただきます。
「生き方」に関するテーマについては、「インデックスファンドとコスト」のように明確な正解があるわけではありません。イベント視聴者の方々の個々の人生の参考になるような「気付き」になればいいなという企画意図でした。賛否両論大歓迎だったし、視聴者の方々が何か考えるキッカケになってくれたら大成功だったのではないかと思います。
当日のイベントを視聴していない方々にとっても、上記のトウシルのコラムや、イベント当日に参加したブロガーさんのレポートなどを、ご自身の生き方の参考にして考えるキッカケにしていただければいいなと思います。
なお、私は“going my way”で、おっさんになった今でもしぶとく早期リタイアを目指していきたいと思います。
「インデックス投資ナイト2021 スピンオフ企画」初めてのオンライン配信で無事終了。ほっ
2021年7月3日夜、東京カルチャーカルチャーから「インデックス投資ナイト2021 スピンオフ企画」が、初めてのオンライン配信で無事終了しました。私水瀬ケンイチは今年も実行委員を務めさせていただきました。前回の2020年がコロナ禍のため急遽中止になってしまったので2年越しで、実行委員長セロンさんを含め実行委員6人で準備してきました。例年は東京カルチャーカルチャーでお客さんも出演者もみんな飲食しながらわいわいやるお...
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