「つみたてNISA」開始から3年半、つみたて投資家は最大70万円の含み益!

水瀬ケンイチ

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日経電子版に2018年1月の「つみたてNISA」開始から3年半でどれだけの運用成果になっているのかというデータがありました。

つみたてNISA3年半、コツコツ続けた成果は?

つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)が2018年1月にスタートしてから3年半あまりの月日がたった。導入当初に積み立て投資を始めていたら、いったいどれだけの運用成果になったか、今年7月末時点で計算してみた。算出対象は、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)のうち、18年1月末時点でのつみたてNISA採用分。それ以降に設定されたファンドなど

含み益が最大で70万円になっているとのこと。2020年1月の「コロナショック」で少しマイナスになったものの、それを乗り越えられたつみたて投資家は、大幅な含み益を得ているようですね。これがまるまる非課税となります。よきかな、よきかな。


つみたてNISA対象ファンドのうち、米国株ファンドがリターン上位を占めており、最もリターンが高かったのは「楽天・全米株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)>」でした。投資家の間では通称「楽天VTI」ですね。

ちなみに、半年前のつみたてNISA開始から丸3年時点では、最もリターンが高かったのは「iFree 日経225インデックス」でした。

つみたてNISA丸3年、対象ファンド140本中なんと139ファンドが含み益!

金融庁の少額投資非課税制度「つみたてNISA」が2018年にはじまってから丸3年。当時の対象ファンド140本中、なんと139ファンドが含み益とのこと。つみたてNISA3周年、大部分の投信が含み益に積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)が2018年1月に始まってから丸3年が経過した。米中対立による相場乱高下やコロナショックなどヒヤヒヤする局面が多い3年間だったが、そんななかでもコツコツ積み立て投資を続けていたらどれく...

この3年半、特に直近半年は米国株式クラスが絶好調だったので、米国株ファンドを積み立てていた投資家が大きなリターンを得ました。今後も米国株ファンドの好調が続くのか、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」のようなグローバル株式ファンドが好調となるのか、また「iFree 日経225インデックス」のような日本株ファンドが好調となるのか、はたまた別の資産クラスのファンドが伸びるのか。

未来のことはわかりませんが、次にどの資産クラスがいちばん伸びるかかわからない場合は、全部入りの全世界株ファンドに投資しておくのも手だと私は思います。

とにもかくにも、「つみたてNISA」が順調なつみたて投資家の皆さん、まずはおめでとうございます。これからも、リスクの取りに過ぎには十分注意して(←ココ大事!)、できる限りつみたて投資を継続してほしいと思います。がんばって!


コロナ禍で資産形成に向けた行動が最も活発化したのが20代!

三井住友トラスト・資産のミライ研究所(以下、ミライ研)に、「コロナ禍で増加した時間的なゆとり、資産形成への影響は?」というレポートが掲載されています。三井住友トラスト・資産のミライ研究所 | 三井住友信託銀行ミライ研で男女1万人(20歳~64歳)を対象とした独自アンケート調査を3月に実施したところ、コロナ禍のもとでの「ゆとり時間」の変化と「資産形成への取り組み」についての特徴があらわれてきたとのこと。結...

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Posted by水瀬ケンイチ