2021年 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーで読まれた記事ランキングベスト10

水瀬ケンイチ

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いろいろありすぎた2021年も、残すところあとわずか。

ふりかえれば、ついに始まった新型コロナウイルスワクチン接種、異例の1年遅れかつ無観客で開催された東京2020オリンピック・パラリンピック、菅首相退陣と岸田首相就任(←個人的ワーストニュース)、眞子さま・小室圭さんご結婚、大谷翔平選手のメジャーリーグMVP、相次いだみずほ銀行のシステム障害など、今年も激動の1年でした。

当ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」も今年をふりかえる意味で、ページビュー(PV)を調べながら読まれた記事ランキングベスト10を取り上げたいと思います。


第10位 「インデックス投資で日々の生活は楽にならない」ってその前にあなた…

執筆当時、Twitterのタイムラインに「最近、インデックス投資がクソほど流行ってるけど・・・・それやっても日々の生活は楽にならないってことを知った上でやってるの?」という投稿がたくさん流れてきました。そんなに日々の生活が苦しいのなら、投資の前にまずやるべきことは「家計の改善」でしょうと投げかけた記事です。


第9位 インデックス投資家でもある厚切りジェイソンさんがアナザースカイIIに出演。言葉が心にズバズバ刺さる!

当ブログでも何度かご紹介した、お笑い芸人でIT企業役員の厚切りジェイソンさん。インデックス投資家で資産家なのに無駄遣いゼロ、徹底した節約で収入の9割を投資に回し、33歳にしてFIRE(Financial Independence, Retire Early)を達成されています。その厚切りジェイソンさんが、日テレのアナザースカイⅡに出演して、生き方について語っていたのがとってもよかったという記事です。


第8位 毎年4万8000円を捨てる人がいる!?

会社員の年末調整で、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の掛金控除をせず、毎年4万8000円を捨てる人がいるという驚きの話です。10月下旬に送られてくる圧着ハガキ「小規模企業共済等掛金控除証明書」を読まずに捨てちゃう人もいるとか。もったいない、もったいない!


第7位 まとまった資金がある場合、一括投資か分割投資のどちらがよいのか?

「まとまった資金がある場合は、一括投資か分割投資(ドルコスト平均法)のどちらがよいのか?」とブログにご質問をいただきました。拙著「お金は寝かせて増やしなさい」の読者さまからよくいただくご質問で、最近また増えてきたので、あらためてブログで私なりの回答を書いた記事です。


第6位 山崎元さん「米国株100%、日本株は不要」という人の落とし穴について語る

米国の強さについていけない日本株だが、主要先進国と日本の「ワクチンラグ」が解消される過程で株価も期待できるし、長期的には為替リスクがなく「株主本位の経営」(がまだできていないこと)に株価上昇のポテンシャルを残しているため、そこそこ投資してもいいという記事です。

引用記事を書かれた山崎元氏は昔から「合理的へそ曲がり」をすすめていましたが、いまの米国株全盛といっていいような状況のなかでも、大きな視点で相場を一歩引いて見ています。さすがです。


第5位 毎月の積み立てインデックスファンド1本化を詳細検討。その結果!

積み立て投資をはじめてから10数年間、毎月の積み立てインデックスファンドを国内株式、先進国株式、新興国株式と3本に分けて買っていましたが、初めて1本化を検討した過程を詳しく書いた記事です。

なお、現在の積み立てインデックスファンドは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」1本です。楽ちん!


第4位 インデックス投資の具体的方法 8ステップ

当ブログの看板シリーズ記事、「インデックス投資の基本」カテゴリのまとめ記事です。

これは、インデックス投資のバイブルである「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)などの投資の古典をもとに、日本の投資環境に合わせてアレンジし、自分が実践しながら学んだ他の識者たちの主張の良いところをつまみ食いして、ネット上の無料ツールなどの便利情報をあわせてまとめたものです。

私を含め、投資が仕事でも趣味でもない「ふつうの会社員」にとって、最初に知っておいて損はない知識だと思います。


🥉第3位 2020年12月末の資産配分(アセットアロケーション)と主な投資商品、今後の投資方針 (31,560PV)

2020年12月末の資産配分(アセットアロケーション)と主な投資商品、今後の投資方針

毎年2回、6月末と12月末に資産配分(アセットアロケーション)の把握をしています。正月に2020年12月末の資産配分を確認しました。直近1年間に「コロナショック」の株価暴落とその後の急回復がありました。果たしてどうなっているのでしょうか。資産配分(アセットアロケーション)日本株式 5.3%先進国株式 57.3%新興国株式 9.9%REIT(国内外) 1.9%外国債券 2.1%日本債券 23.6%半年前と比べると、債券クラスが3%ほど小...

半年ごとに更新している資産配分(アセットアロケーション)と主な投資商品の2020年12月末時点の記事です。たいしたアロケーションではないし、投資商品もスタンダードなものばかりですが、一定のPVがあるようです。他人がどんなものにどれくらい投資しているのかは、やはり気になるものなのでしょうね。

なお、2021年12月末に資産配分を確認する予定ですので、更新記事を年末年始にアップする予定です。どう変わっているのでしょうね。私も楽しみです。


🥈第2位 低コストインデックスファンド徹底比較カテゴリ (49,406PV)

当ブログの看板企画である低コストインデックスファンド徹底比較シリーズ記事をまとめた「カテゴリ」がランクインしました。記事本体ではなくカテゴリがここまで上位とは驚きです。

定期的(3か月ごと)に主要な低コストインデックスファンドを徹底比較しています。日本株式、先進国株式、新興国株式、全世界株式、国内債券という資産クラスごとのインデックスファンド同士を、信託報酬、実質コスト、インデックスとの差異、1年リターン、3年リターン、5年リターンでそれぞれ比較しています。これらの記事は、私が執筆・監修した書籍に掲載したインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。


🥇第1位 インデックス投資で億りました (50,702PV)

インデックス投資で億りました

新刊に書いたのでいずれ明らかになるため自分で言います。億りました。資産1億円を達成したということです。当ブログの読者さまならご存知のとおり、ほぼインデックス投資(国際分散投資したインデックスファンドの積み立て投資)だけでここまできました。私のポートフォリオの期待リターンは年率+4.4%、リスク(標準偏差)は13.6%です。運用期間は20年弱で、実際のリターンを計算したら年率+6%でした。平凡な実績ですが、期待...

こつこつインデックスファンドを積み立てて約20年間で資産1億円を達成したという記事です。こんなに読まれたのに申し訳ないのですが、なにもすごいことはしていません。教科書どおりの愚直なインデックス投資です。時間はかかりましたが、それでもおおむね想定していた結果が出ました。

ブログ本文にも書いたとおり、私のインデックス投資はまだまだ続きますし、下げ相場が来ればまた1億円を割ることもあるでしょう。ただ、ひと区切りしたこの時点で、これからインデックス投資をはじめようというかたや資産運用中というかたに、すこしでも勇気を出してもらいたくてご報告しました。


以上、2021年 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーで読まれた記事ランキングベスト10でした。たくさんのアクセス、ありがとうございました。読んでいただいたかたにとって、当ブログの記事が何かしら少しでもお役に立ったのであれば幸甚です。

来年も、たくさん読んでいただけるような記事を書いていければと思っています。それでは!
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Posted by水瀬ケンイチ