楽天証券、投資信託資産形成ポイントを改悪
水瀬ケンイチ
楽天証券が残念なポイント改悪です。投資信託資産形成ポイントの進呈条件について、「一定の残高を保有している場合」から「一定の残高をはじめて達成した場合」に変更すると発表しました。
【投資信託資産形成ポイント】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ
このたび、投資信託資産形成ポイントの進呈条件について「一定の残高を保有している場合」から「一定の残高をはじめて達成した場合」とする変更を実施いたします。
詳しくは上記の楽天証券Webサイトをご覧いただきたいのですが、2022年4月1日以降、毎月付いていたポイント進呈条件が以下のとおり変わるとのこと。
ポイント進呈の条件も、ポイント数も、しょっぱすぎて残念です。しかも、「雪だるま(全世界株式)」などポイント進呈対象外のファンドが27本も設定されています。楽天経済圏も今までのポイント大盤振る舞いを維持できず、少しずつ撤収しはじめているのかもしれません。
一方、ポイントの改悪については、いずれ来るだろうと考えていました。当ブログでも、証券会社のポイントは、金融庁への届け出が必要な投信の信託報酬変更などと違い、提供業者の一存(販売促進費しだい)で、すぐに変更・改悪できるもので、あくまでも「おまけ」であると伝えてきました。
ポイントの改悪は残念ですが、証券会社は、あくまでもブローカーとして、金融商品のラインナップ、金融サービスの多様さ、手数料の安さ等に存在価値があるのだと思います。
SBI証券などライバル会社のポイントもどうなるのか要注意です。
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