SBI証券が楽天の投信ポイント改悪を受けて「投信お引越しプログラム」で顧客取り込みを図る!?
水瀬ケンイチ
先日、楽天証券の投資信託資産形成ポイントが改悪されたという情報を取り上げましたが、SBI証券がさっそく「投信お引越しプログラム」サービスを開始すると発表して顧客の取り込みを図っています。
明らかに、楽天証券の投資信託資産形成ポイント改悪により離脱する投資家を、そのまま取り込もうという作戦だと思われます。さすがSBI証券、抜け目がない。これまで以上に多くのお客さまに「SBIプレミアムチョイス」や「投信マイレージサービス」を活用いただくため、これまで期間限定で複数回実施してきた投資信託の移管入庫にかかる手数料を当社が負担するキャンペーンを2022年1月から恒久化し、「投信お引越しプログラム」としてサービスを提供します。
(「SBIプレミアムチョイス」および「投信お引越しプログラム」開始のお知らせより)
私は楽天証券とSBI証券の両方に口座を持っていますが、投資信託を移管する予定はありません。なぜかといえば、投資家の取り込みが一段落したところで、SBI証券もポイント改悪する可能性が大いにありえると思うからです。
前回の記事でも書いたとおり、証券会社のポイントは、金融庁への届け出が必要な投信の信託報酬変更などと違い、提供業者の一存(販売促進費しだい)で、すぐに変更・改悪できるもので、あくまでも「おまけ」だと捉えています。
証券会社は、あくまでもブローカーとして、金融商品のラインナップ、金融サービスの多様さ、手数料の安さ等に存在価値があるのだと思います。
今後もどうなるかわからないものなので、ポイントサービスの変更に反応して資産をあちこち動かさないほうがよいと私は思います。
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