個人向け国債変動10年の金利が上がってきた
水瀬ケンイチ
下げ相場で光り輝いて見える「個人向け国債変動10年」。金利は長らく最低保障の年0.05%でしたが、先月1月は年0.07%、そして今月2月は年0.11%まで上がってきました。
日本の長期金利に動きが出てきたようです。個人向け国債変動10年は、実勢金利の動きに応じて半年ごとに適用利率が変わります。つまり、過去に買ったぶんも含めて自動的に実勢金利に追随していってくれる。
株式クラスだけでなく、債券クラスも寝かせることができて楽ちんです。ありがたや。
▼拙著「お金は寝かせて増やしなさい」シリーズでも債券クラスは個人向け国債変動10年をおすすめ。
年初から株価が5~6%下落しています。たいした下げではないと思いますが、さっそくSNSでは「○百万円持っていかれた」「含み益がなくなった」などとかまびすしいです。上げ相場だったときの勇敢(蛮勇?)な勢いはどこへやら、下げ相場では多くの方が弱気になってしまいます。誰だって自分の大切な資産が減るのは嫌ですから、わからないでもありません。そんな時に頼りになるのが、個人的に債券クラスの商品として積み立てている「...
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