カン・チュンド氏が投信ブロガーを「インデックス投資を広めてくれた功労者たち」と評価

水瀬ケンイチ

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カン・チュンド氏の公式ブログに、投信ブロガーを「インデックス投資を広めてくれた功労者たち」と評価する記事が掲載されています。

インデックス投資を広めてくれた功労者たち | 投資信託クリニック

こんにちは。 投資信託クリニックの カン・チュンド です。 これまでの 日本におけるインデックス投資の普及を振り返る際、 最大の功労者は、 SBI証券でもなく、 日興アセットマネジメントでもなく、 ましてや金融庁でも投資 […]


上記記事から一部を引用させていただきます。

これまでの
日本におけるインデックス投資の普及を振り返る際、

最大の功労者は、

SBI証券でもなく、
日興アセットマネジメントでもなく、
ましてや金融庁でも投資信託協会でも日本FP協会でもなく、

SNSを通じて、
バイアス(偏見)のない情報を発信し続けてきた『ふつうの人たち』です。


特にこれまで情報を発信してきた投信ブロガーの皆さん!

業界の問題点を指摘し、
コスト意識を醸成し、
投資家として「あるべき姿」を繰り返し説いてきた功績は絶大だと思います。

インデックス投資を広めてくれた功労者たち | 投資信託クリニックより)


投信ブロガーたちを評価するメッセージとなっていました。各々が「ふつうの人」である投信ブロガーたちは、インデックス投資を普及しようなどと大上段に構えて活動していたわけではなく、「なんか変だぞ?」「ここおかしいのでは!?」という情報をブログやSNSで取り上げて、多くの人たちでわいわい議論していくなかで自然に集合知が高まり、「結果的に」インデックス投資の普及に貢献したのだと思います。

私がブログを始めた2005年頃は、インデックス投資に関するバイアス(偏見)のない情報というのは本当に少なかったです。マネー誌やネットの情報もありましたが、金融機関側のバイアスがかかった情報で埋め尽くされていたように思います。

それが今では投信ブロガーがたくさんいて、投資家側にメリットが大きい投資法を詳しく説明したり、インデックスファンドを客観的に比較したり、運用に異常値があればすぐに要因分析をしたり、EDINETから未発表の新規設定ファンドの情報を見つけてきたりと、なかなかすごいことになっています。

水瀬ケンイチ個人に対しても、本からの引用を取り上げていただきました。

たとえば水瀬ケンイチさんは
ベストセラー『お金は寝かせて増やしなさい』の中で、

インデックス投資を
次のように定義されています。

世界中に分散したインデックスファンドを
積み立て投資して長期保有すること。


とっても明確ですね(^^)

インデックス投資を広めてくれた功労者たち | 投資信託クリニックより)


「インデックス投資」という言葉は、その響きから個人投資家たちにいろいろな意味で捉えられています。たとえば、日経先物トレードもインデックス投資、レバレッジ・インバース型ETFで短期売買することもインデックス投資など。分類のよしあしは別として、他人と話をする時には、はじめに基本的な言葉の定義を共通認識としてもっておかないと議論が混乱してしまいます。

拙著「お金は寝かせて増やしなさい」では、冒頭に上記のような定義を置いて、その後の話を展開しました。インデックス投資のバイブル「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「敗者のゲーム」で推奨されている投資法の定義であり、明確と評価されてうれしいです。

これからもブログはできるだけ継続したいと思っています。アウトプットするには、頭の整理が必要で自分自身の学びにもなります。もしこれから投信ブログを書いてみようという方がいらっしゃったら、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

カン・チュンド氏は投信ブロガーを褒めていますが、それよりなにより、日本のインデックス投資の黎明期から日本で唯一の「インデックス投資アドバイザー」として著書やセミナーやメルマガ等で発信されてきた情報が、インデックス投資の普及に大きな貢献を果たされたことは間違いないと思います。

たくさん学ばせていただきましたし、これからも学ばせていただきます。ありがとうございます。

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Posted by水瀬ケンイチ