楽天証券だけで資産運用をやったらどうなるか
水瀬ケンイチ
僕は数社のネット証券会社に口座を持っており、各社のなかで、最も有利と思われる商品をツマミ食いしています。例えば、インデックスファンドはマネックス証券、国内ETFはイートレード証券、海外ETFは楽天証券…といった調子です。
効率的に運用できる一方、口座管理にそれなりに手間がかかり、面倒くさいのも事実です。
そこで、これから新たに「インデックス投資」を始めようというかたが、海外ETFを取り扱う唯一のネット証券、楽天証券1社だけで資産運用をするとしたら、どうなるかを考えてみました。
まず、各資産クラスの最適商品は以下のとおりかなと思います(水瀬の独断と偏見)。
■国内株式クラス
トピックスオープン(販売手数料:なし 信託報酬:0.651% 信託財産留保額:なし) ※
■国内債券クラス
不要
■外国株式クラス
ステート・ストリート外国株式インデックス(販売手数料:なし 託報酬:0.9975% 信託財産留保額:0.3%) ※
■外国債券クラス
ゴールドマン・サックス・米ドル・MMF
外国債券
※リレー投資
トピックスオープンとステート・ストリート外国株式インデックスが、ある程度の金額になったら、以下の海外ETFに乗り換え(リレー投資)
iShares S&P 500 Index Fund(売買手数料31.5$ 管理報酬0.09%)
iShares MSCI EAFE Index Fund(売買手数料31.5$ 管理報酬0.35%)
商品ラインナップ的には、かなりいけそうです。
しいて言えば、外国債券クラスが米ドルMMF以外は貧弱で、外国債券インデックスファンドがあれば、更によかったというところです。
効率的に運用できる一方、口座管理にそれなりに手間がかかり、面倒くさいのも事実です。
そこで、これから新たに「インデックス投資」を始めようというかたが、海外ETFを取り扱う唯一のネット証券、楽天証券1社だけで資産運用をするとしたら、どうなるかを考えてみました。
まず、各資産クラスの最適商品は以下のとおりかなと思います(水瀬の独断と偏見)。
■国内株式クラス
トピックスオープン(販売手数料:なし 信託報酬:0.651% 信託財産留保額:なし) ※
■国内債券クラス
不要
■外国株式クラス
ステート・ストリート外国株式インデックス(販売手数料:なし 託報酬:0.9975% 信託財産留保額:0.3%) ※
■外国債券クラス
ゴールドマン・サックス・米ドル・MMF
外国債券
※リレー投資
トピックスオープンとステート・ストリート外国株式インデックスが、ある程度の金額になったら、以下の海外ETFに乗り換え(リレー投資)
iShares S&P 500 Index Fund(売買手数料31.5$ 管理報酬0.09%)
iShares MSCI EAFE Index Fund(売買手数料31.5$ 管理報酬0.35%)
商品ラインナップ的には、かなりいけそうです。
しいて言えば、外国債券クラスが米ドルMMF以外は貧弱で、外国債券インデックスファンドがあれば、更によかったというところです。
ラインナップ的には何とかなるとして、使い勝手には、問題があります。
まず、投資信託が口数指定で、金額指定できないこと。
これだと、毎月定額を投資するドルコスト平均法がやりにくい。
次に、外国株式クラスの最適商品、ステート・ストリート外国株式インデックスに、信託財産留保額が0.3%かかってしまうこと。
これだと、海外ETFへのリレー投資のたびに、少しパフォーマンスが落ちてしまいます。
でも、これら使い勝手の問題は、決定的なものでもないと思います。
金額指定できない問題は、複数月にまたがって口数で調整すれば、何とかなりそうです。
信託財産留保額の問題も、保有期間にもよりますが、他社の代替商品(例えば、マネックス証券のトヨタアセット・バンガード海外株式ファンド(販売手数料:なし 託報報酬:1.30% 信託財産留保額:なし)、投信スーパーセンターのDCインデックス海外株式(販売手数料:なし 託報報酬:0.882% 信託財産留保額:0.3%)など)と比較して、著しく不利かといえば、それほどでもないような気もします。
結論的には、楽天証券1社だけでも、それなりにインデックス投資ができそうです。
1社だけでの資産運用は、運用管理はもちろん、税務処理も計算しやすく、長期投資の継続しやすさという意味で、メリットはあなどれないものがあると思います。
増え続ける証券口座を眺めながら、いっそ1社に絞ってしまおうか…なんて考えが頭をよぎりました(^^ゞ
<ご参考>楽天証券の口座開設は以下からできます。(会社名をクリックしてください)
・楽天証券
まず、投資信託が口数指定で、金額指定できないこと。
これだと、毎月定額を投資するドルコスト平均法がやりにくい。
次に、外国株式クラスの最適商品、ステート・ストリート外国株式インデックスに、信託財産留保額が0.3%かかってしまうこと。
これだと、海外ETFへのリレー投資のたびに、少しパフォーマンスが落ちてしまいます。
でも、これら使い勝手の問題は、決定的なものでもないと思います。
金額指定できない問題は、複数月にまたがって口数で調整すれば、何とかなりそうです。
信託財産留保額の問題も、保有期間にもよりますが、他社の代替商品(例えば、マネックス証券のトヨタアセット・バンガード海外株式ファンド(販売手数料:なし 託報報酬:1.30% 信託財産留保額:なし)、投信スーパーセンターのDCインデックス海外株式(販売手数料:なし 託報報酬:0.882% 信託財産留保額:0.3%)など)と比較して、著しく不利かといえば、それほどでもないような気もします。
結論的には、楽天証券1社だけでも、それなりにインデックス投資ができそうです。
1社だけでの資産運用は、運用管理はもちろん、税務処理も計算しやすく、長期投資の継続しやすさという意味で、メリットはあなどれないものがあると思います。
増え続ける証券口座を眺めながら、いっそ1社に絞ってしまおうか…なんて考えが頭をよぎりました(^^ゞ
<ご参考>楽天証券の口座開設は以下からできます。(会社名をクリックしてください)
・楽天証券
- 関連記事
-
-
株価がググっと上がってうれしくなった時には、プラスとマイナスを入れ替えて、同じだけ下がったら耐えられるかと自問自答する 2023/06/05
-
日本株を避ける日本人投資家、いますよね 2023/05/28
-
新しいNISAの新機能である非課税枠の「再利用」は配当・分配金が出た場合でも使えるのか? 2023/05/25
-
「新しいNISA」の非課税枠の「再利用」について事例や図解あり 2023/05/24
-
じつは私もやっていた山崎元氏の個別株投資7カ条 2023/05/23
-
株式投信のベンチマーク配当込み・除く問題が日経新聞に取り上げられている! 2023/05/22
-