バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドの思い出 (その2)
水瀬ケンイチ
前回の記事、「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドの思い出 (その1)」の続きです。
思い出4 四半期ごとに思い知らされる、遅れた投資環境!?
このファンドの運用コストは、米国でのエクスペンスレシオ年率0.19%に加えて、マネックス証券の口座管理手数料として、年率0.60%がかかります。
合計0.79%ですので、他の外国株式インデックスファンドと比較しても、低コストの部類でした(だから投資し始めたわけですが)。
エクスペンスレシオは、日々の基準価額に含まれています。
だから、日々のなかでほとんど意識することはありません。
それに対して、口座管理手数料は、四半期に1回、まとめて徴収されます。
四半期分まとめてなので、けっこうな金額をごっそり持っていかれます。
しかも、ちょうど、四半期ごとに分配金が口座に入ってくるのと、ほぼ同時期に、口座管理手数料が徴収されるので、なんかこう、おやつを渡されて、すぐに取り上げられるみたいな感じになって、腹が立つんですよね(笑)
(実際は、取られ方が目立つだけで、通算した年率コストは、他と比較しても低コストなのですが)
こうして、四半期ごとに、くり返し、くり返し、「この口座管理手数料は高いのでは?」「なぜ日本のファンドは米国よりも高いんだ?」「日本の投資環境は遅れているのでは?」と思い知らされるようになりました。
そんなこともあって、証券会社に直接要望を出したり、このブログを書いたりしようと、思い至るようになりました。
いま、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーがあるのは、このファンドの口座管理手数料のおかげという部分もあるような気がします。
思い出4 四半期ごとに思い知らされる、遅れた投資環境!?
このファンドの運用コストは、米国でのエクスペンスレシオ年率0.19%に加えて、マネックス証券の口座管理手数料として、年率0.60%がかかります。
合計0.79%ですので、他の外国株式インデックスファンドと比較しても、低コストの部類でした(だから投資し始めたわけですが)。
エクスペンスレシオは、日々の基準価額に含まれています。
だから、日々のなかでほとんど意識することはありません。
それに対して、口座管理手数料は、四半期に1回、まとめて徴収されます。
四半期分まとめてなので、けっこうな金額をごっそり持っていかれます。
しかも、ちょうど、四半期ごとに分配金が口座に入ってくるのと、ほぼ同時期に、口座管理手数料が徴収されるので、なんかこう、おやつを渡されて、すぐに取り上げられるみたいな感じになって、腹が立つんですよね(笑)
(実際は、取られ方が目立つだけで、通算した年率コストは、他と比較しても低コストなのですが)
こうして、四半期ごとに、くり返し、くり返し、「この口座管理手数料は高いのでは?」「なぜ日本のファンドは米国よりも高いんだ?」「日本の投資環境は遅れているのでは?」と思い知らされるようになりました。
そんなこともあって、証券会社に直接要望を出したり、このブログを書いたりしようと、思い至るようになりました。
いま、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーがあるのは、このファンドの口座管理手数料のおかげという部分もあるような気がします。
思い出5 まさか自分が確定申告を!?
このファンドは、分配金の扱いがちょっと特殊で、税金が米国と日本で二重課税された状態で、口座に入ってきます。
でも、確定申告で「外国税額控除」という処理をすれば、取られ過ぎた税金がが戻ってくるらしい事は、知識としては知っていました。
しかし、マイナーな処理であるためか、本や雑誌にはなかなか出てませんし、もちろん、仲間で同じ処理の経験がある人もいませんでした。
当初、二重課税は無視していましたが、投資金額の増加にともない、分配金もその税金も馬鹿にならない金額になってきました。
そこで、2年前から、確定申告をすることにしました。
サラリーマンの確定申告デビューのきっかけは、人それぞれだと思いますが、普通、住宅ローン控除だったり、高額医療費控除だったりすることが多いのではないでしょうか。
自分の場合、きっかけは、このファンドの外国税額控除でした。
相変わらず苦労していますが、おかげで、税金や社会保障に対する理解が、少しずつ深まってきたような気がします。
……というわけで、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドの思い出を、つらつらと書いてきたところ、なんだか、僕自身の投資の歴史みたいになってしまいました。
そんな思い入れのあるファンドを、売却しなくてはいけないのは、少々悲しいことです。
最後にひとことだけ。
マネックス証券さん、せっかくのバンガードファンド、口座管理手数料を改善しないと、海外ETFに顧客を食われちゃいますよ!!
<ご参考> 記事に出てきたネット証券は、以下から口座開設できます。(会社名をクリック)
・マネックス証券
(今でも海外ETFへのリレー投資用インデックスファンド(トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド)購入などに使っています)
・楽天証券「海外ETF」
(海外ETF購入に使っています)
このファンドは、分配金の扱いがちょっと特殊で、税金が米国と日本で二重課税された状態で、口座に入ってきます。
でも、確定申告で「外国税額控除」という処理をすれば、取られ過ぎた税金がが戻ってくるらしい事は、知識としては知っていました。
しかし、マイナーな処理であるためか、本や雑誌にはなかなか出てませんし、もちろん、仲間で同じ処理の経験がある人もいませんでした。
当初、二重課税は無視していましたが、投資金額の増加にともない、分配金もその税金も馬鹿にならない金額になってきました。
そこで、2年前から、確定申告をすることにしました。
サラリーマンの確定申告デビューのきっかけは、人それぞれだと思いますが、普通、住宅ローン控除だったり、高額医療費控除だったりすることが多いのではないでしょうか。
自分の場合、きっかけは、このファンドの外国税額控除でした。
相変わらず苦労していますが、おかげで、税金や社会保障に対する理解が、少しずつ深まってきたような気がします。
……というわけで、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドの思い出を、つらつらと書いてきたところ、なんだか、僕自身の投資の歴史みたいになってしまいました。
そんな思い入れのあるファンドを、売却しなくてはいけないのは、少々悲しいことです。
最後にひとことだけ。
マネックス証券さん、せっかくのバンガードファンド、口座管理手数料を改善しないと、海外ETFに顧客を食われちゃいますよ!!
<ご参考> 記事に出てきたネット証券は、以下から口座開設できます。(会社名をクリック)
・マネックス証券

(今でも海外ETFへのリレー投資用インデックスファンド(トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド)購入などに使っています)
・楽天証券「海外ETF」
(海外ETF購入に使っています)
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